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「やった!」
名前は1、2年の時に仲の良かった友達と、さらに荒北とも同じクラスになり、クラス表の前で思わず何度もガッツポーズをしてしいると、後ろから荒北が声をかけてきた。
「動きがうるせーヨ。」
「おはよう!靖友くん、見た?」
「まだ見てねーけどォ。まぁお前見りゃ分かるよな。」
「あはは、思わず。」
2人で話していると新開、東堂、福富が近づいてきた。
「おはよう、靖友、名前ちゃん。」
「おはよう。」
「ハヨ。」
「なんだ、二人はクラス同じだったのか?」
ニコニコとする名前に東堂が聞いてきた。
「うん。」
「そうか。良かったな、荒北。」
と福富もいつもの鉄仮面で言う。
「…ウン、ソウダネ。」
少し照れた荒北と福富が話している間に、新開と東堂もクラスを確認していた。
「おっ、靖友、俺も同じクラスだ。」
「エッ…。」
「わーはっはっはっ、喜べ荒北、この俺も同じクラスだぞ。」
「ゲェ…。」
「俺は、隣だ。」
「えーオレ福ちゃんと同じクラスが良かったヨォ。」
ところで、と名前に新開と東堂が近寄ってくる。
「靖友と付き合いだしたのか?」
「うん。」
「そうか。あいつに聞いてもうるせーとしか言わんかったからな。不思議なんだが、なぜ荒北なんだ?この美形、東堂尽八が認めるほどの美しさをもつ苗字さんであれば、もっと他にいたと思うのだが?」
と心底不思議そうな顔をする東堂に名前は
「いい男だもん。」
と言えば、新開はいつものごとく口をモゴモゴさせながらヒュウと言い、東堂はどこがいい男なのだ、美的感覚がと文句を言っている。
「おめぇら、マジでうるせェ。名前、行くぞ。」
「あっ、うん。」
「おい、荒北!俺を置いていくな!」
「あっ待てよ、靖友、尽八。寿一も行こうぜ。」
「ああ。」
クラスに着くと、2年の時と担任が同じらしく、教室に入ってすぐにくじ引きとなった。
残念ながら荒北とは同じ一番後ろではあるが、廊下側と窓側に離れてしまった。
「まぁ、しょうがないか。」
席図を見ながら、少し残念と思いつつも席に着くと
「おぉ、苗字さんが隣になるのか。」
隣の席を見れば、いつもの指差しポーズでキメている東堂がいた。名前は心の中で、あぁ賑やかになりそうだなと苦笑いで返した。
2020.07.31