楓花は夢の中で大禍の力からくる悪夢に魘され目が覚めた。その内容は幾人もの人間が「寂しい」「痛い」「助けて」と楓花を囲み手を伸ばしてくる、けれど、あの時他とは違う声が聞こえ優しい手が楓花の手を握る(私は、この手を知ってる。この声を知ってる…)大切な親友、千秋、それが救いの光かのように見え楓花は安心したような表情で顔を上げる。「ちーちゃ」しかしその顔は黒く塗りつぶされまるで闇のように彼女の視界を奪う。そんなものだった。希望などはなから存在していなかった。(あの子はどんな顔をしてたっけ…)無意識の中で流れる涙が彼女の頬を濡らしていった。
ネタ
・元中学生だったから制服を着た女の子達が歩いていると思わず目で追っちゃう楓花。そんな彼女に猫娘が結構強引に制服を着させてみたり、その姿を鬼太郎に見せたり、楓花がちょっと振り回される話(原作後)
・鬼太郎と目玉親父と猫娘が昔の楓花と千秋がいる世界へと飛ばされて、その倒れていた3人を楓花が見つけショッピングだったりゲーセンだったり行く。鬼太郎達は自分達の知ってる楓花とは違う明るく活発な彼女にどこかもやもやしたり照れたり笑ったり、元の世界に帰ったらいつもの彼女が倒れた鬼太郎たちの顔を除きこんでてそんな彼女に今は楽しいかい?と聞いて楽しいわよ、すごくと笑顔をうかべ安心する話。(原作後)
・楓花が未来の世界に飛ばされる話。神社にあった古い本を開いたら飛ばされ気がつけば何故かゲゲゲハウスの中。その後帰ってきた未来の鬼太郎(見た目ゲタ吉)に驚かれたり、驚いたり。楓花が鬼太郎を見て自分よりも背が高くなってることに驚くと「そりゃあそうだよ。君はよく僕の事を子供扱いしていたけど…僕だって立派な男なんだから」って笑みを浮かべながら髪の毛をとくようにゆっくり撫でる鬼太郎にドキドキしたりする話。(原作後)
・↑から派生したifのifの話
(ifもしも未来では楓花が大禍の力のいざこざで死んでいるという事になっていたら(最後はハッピーに終わる))
未来に来た流れは一緒。でも未来の鬼太郎と会った時、向こうの反応から違う。大きく目を開きまるで泣いているかのように震える声で「楓花ちゃん…?」とか「なんで…」とか呟く鬼太郎。そんな彼を不思議に見つめていた楓花は「鬼太郎よね…?見た目がいつもと違うけど…、それに身長も高くなってる…?」と座り込んだまま困惑する。そして鬼太郎は目の前にいる彼女が過去からやってきたことに気づく。未来ではオリジナル流れの時に楓花は死んでしまいこの世から消えてしまったので仮のお墓を作りそれからほぼ毎日お墓参りし、彼女を助けられなかった事に後悔し続けていた鬼太郎。なので本当は楓花を見て直ぐに子供のように泣きながら存在を確かめるかのように抱き締めたかったが、過去の彼女に自分が死んでしまっている未来を知って欲しくなくてそれら全てを隠して楓花を落ち着かせるかのように笑顔を見せる。でも彼女は鋭い子なのでなんとも言えない鬼太郎の表情に何かあったのだと察した。その後鬼太郎はここが未来である説明や今現在の妖怪横丁の事などを話してくれる、猫娘が今はあのバイトで働いていて、父さんは相変わらずお風呂が好きで、ねずみ男はまた懲りずに悪さして、みたいな。そんな中で楓花は興味と確認のために疑問をぶつけた「未来の私はどうしてる?」その言葉に鬼太郎は固まり浮かべていた笑みがポロポロと崩れていく。だって彼女はもうこの世界に居ないのだから。けれど鬼太郎は動きのにぶった頭をひたすら回転させて嘘をついた「元気だよ、相変わらず何も変わってない…。笑った顔も立ち振る舞いも性格も何もかも…あ、そうだ、つい最近も一緒に人間に悪さをする妖怪を倒したんだ。他にもお祭りに行ったり、またあの時みたく妖怪横丁の温泉ツアーに行ったり」指おり数えながら鬼太郎は嘘の思い出を語っていく。しかしそれは彼の願いのような、こうであったら良かったという願望のようなものでもあり楓花が死んでしまってから後悔と懺悔しかなかった彼の首を緩く、確実に締め付けるものだった。そんな鬼太郎を見て楓花は自分が死んでしまっているのだとどこか確信した。けれど過去の自分を怖がらせないため、心配させないため平常を装っている鬼太郎にその確信を話すのには躊躇いがあり楓花は鬼太郎の話に相槌を打つだけだった。
そっからしばらくして楓花の体がぼんやりと光り出す。それは未来から過去へ帰る合図で彼女の体は光とともに消えていくかのように半透明へと変わっていく。そんな楓花の姿に鬼太郎は思わず彼女の手を掴んだ。それは強く、けれども弱々しく、縋り付くかのようで…。驚いたような表情でこちらを見る楓花をよそに鬼太郎は「待って、行かないで…もう二度と僕の前から消えないで」そんな思いが止め止めなく溢れ出す。だってそれは死んでしまった彼女がもう一度自分の前に、過去の姿だとしても現れてくれた奇跡や偶然をこんな一瞬にして欲しくなくて、ずっと自分のそばにいて欲しくて、もう二度と会えなくなる現実が苦しくて、この時間を夢だと思いたくなくて、言えなかった事が伝えられなかったことが沢山あって、もっと一緒に行きたかったことがあって、他にも、他にも、彼女の前だからと我慢していた何かに視界と思考がぼやけていく。何かを言おうとして口を開き、けれど僅かな理性や感情がそれを止める。その動きを繰り返していた時、鬼太郎に握られた手とは反対の手で楓花は彼から流れる大粒の涙を何回か拭うと優しく、できるだけ優しく自分よりも少し高い位置にある頭を撫でた。そして絶対でもなく確信もなく信ぴょう性も信用もない言葉を紡ぐ。「大丈夫」「大丈夫また会いましょう。私はまた鬼太郎と会えるわ、だって私はなんだかんだしぶといから簡単には死んだりしない、本当よ?」「あら、信用ならない?じゃあ約束しましょう、また会えるって。それに私はただの巫女ではないの、守れない約束だってしないわ」あんまりね
・町でお祭りがやると知った砂かけばばあや目玉親父に楓花を誘って2人で言ってこいとにやにやしながら背中を押された鬼太郎。改めて祭りへと誘う恥ずかしさがありながらも楓花を誘うとすぐに了承が返ってくる。当日浴衣を着て待つ鬼太郎の元に同じく浴衣を着てやってきた楓花。その姿に目が釘付けになるし心臓はうるさいし何もしていないのに顔が熱くなる鬼太郎。何も言わず見てくる彼に楓花は袖で口元を隠しながら「お祭りなんてここに来てから行ったことなかったらちょっと張り切りすぎたかも…」なんて少し頬を赤くしながら照れる楓花。その姿に更にしんどくなる鬼太郎。その後はそんな彼女のためにお祭りを楽しもうって感じで色んな屋台を回ったり途中ではぐれそうだからって理由で鬼太郎から手を繋いでみたり、最後は花火が上がる中今日はありがとうと笑う楓花の姿が花火によく映りすぎて最初から最後まで限界オタクのようなしんどさが襲う鬼太郎の話(原作後)
・鬼太郎(見た目ゲタ吉)が楓花と会う約束をしていたが、途中で目玉親父と子泣きじじいに酒飲みに捕まり家から連れ出され断りきれずに飲まされる。楓花は楓花で鬼太郎の家で約束をしたはずなのに何故か居ない鬼太郎にまた変な事に巻き込まれているのではないかと心配になっていた。 けれどまた少したってその本人が帰ってくる、そして座ったままの楓花にもたれ掛かるようにして抱きしめる。んへへと笑う鬼太郎から強い酒の匂いを感じ顔を顰めると鬼太郎はそのまますりすりと彼女の片口に額を押し付け「楓花ちゃんらいすき〜」とだけ言って眠りに落ちた。その言葉と行動に呆れながら楓花は離れようとするが服を強く捕まれ逃げ出せない状態だと悟るとそのままゆっくり横になり能力で近くにあった掛け布団を自分たちの上にかけると鬼太郎の重さに少し苦しみながら諦めて寝た。そして翌日状況を把握して慌てて起きた鬼太郎から説明され、楓花は呆れながらあまりお酒は飲まないようねと注意する。そんな彼女に鬼太郎は死ぬほど謝った(未来)
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