話の流れ10

藍坊主が久々に妖怪横丁に来たという連絡を藍坊主自身から受け取り渋々と楓花は鬼太郎の家にやって来ていた。「楓花って藍さんとも知り合いだったのね」「俺が道に迷ってる時に会ってな、そこから仲良くなったんだよ。な?」「仲良く…?」「おい、その嫌な顔やめろ」何言ってるんだこの人という目で見る楓花に藍坊主はツッコミを入れる。そんな2人に猫娘は仲がいいなぁと見守り鬼太郎は自分が思っていたよりも2人の仲がいい事にどこか焦りを感じながら見ていた。そんな仲目玉親父はバケローを使いテレビを見る。話していた2人もそれを見ていた2人もそのテレビの出演者の中に聞いたことのある声が聞こえ画面を見た。「ほぉー久々に寄ってみれば有名になったもんだな、ねずみも」「どうだかね」「また何か企んでるんじゃないの?」それにしても、と楓花はこの中で誰よりも真剣にこのバライティーをみている目玉親父に視線を移す。やっぱり勝手に妖怪についてあれこれ言われることに腹を立てているのか、そう思っていたが「やはり…1番かわええのぉ、松尾翠アナ」「え、」「こう見えてヨガが趣味なんじゃよ」「まさか女子アナ好き?」「あら、意外ね」「と、父さん…」そんな意外な事実を知りながらも4人は流れ的にその番組を目玉親父と共に眺めていた

討論番組あるあるで結局何も進まず終わるのかと眺めていた時突然ねずみ男が叫んだかと思えばそんな彼をグレムリンが襲い、それを撮っていたカメラに気づくと手を振りかざし壊した。それがテレビがきちんと映った最後で楓花達は顔を見合わせると立ち上がり横丁の妖怪達と共にテレビ局へと向かった。テレビ局につき鬼太郎と一反木綿は上から楓花達は下から制圧し挟み撃ちにするという作戦の元動き出した。そんな中楓花達は先程までバケロー越しに見ていたスタジオへと向かえばちょうどねずみ男達が壁際へと追いつめられ襲われそうになっている所だった。藍坊主は襲おうとしていたグレムリンの中の1匹をその杖で殴り飛ばす「どうした?自称怪異研究家!」「藍ちゃん…!そして皆!」「うむ助けに来たぞ」「鬼太郎は屋上から挟み撃ちでやってくるお前は猫ちゃんと人間を逃がしてくれ!」ねずみ男と猫娘が人間を逃がしているのを確認し楓花も藍坊主に続き短刀と札を取り出すとグレムリンを倒していく。そんな中突然建物すら揺らす凄まじい邪気に皆動きが止まる(なに、この邪気…あの時のみたい…)左腕を掴み固まる楓花達を他所にグレムリンはこの邪気の持ち主バックベアードが来たと大興奮する「ベアード…?」「西洋妖怪のボス…」

スタジオにいたグレムリン達を倒した楓花達はまだ残っているものも倒そうと上に向かうように急ぐが、何故か全くほかの人の気配どころかグレムリン達の姿すらない。「どういう事だ」「グレムリンたちの姿が1匹もいない…」「追っ払ったら蜘蛛の子を散らすように逃げていったわい」「やばいわね…、どうやらこちらが上手くあしらわれたみたいよ」楓花が指をさす部屋の中を見るとそこにはテレビ局の機械が全て盗み去られていた。すると何か機械のぶつかる音が上から響き渡って来る「屋上か!?」藍坊主達はそれが全て屋上に運ばれたのだと知り急いで上に上がった。「テメーら何して…!」「馬鹿!上を見たら!」どうやらバックベアードがすぐそこにいると分かりその目を見ないよう対応したのは楓花だけで藍坊主達はバックベアードの能力で体の動きを封じられてしまった。「邪魔は困るね、日本の妖怪諸君」「屋上には鬼太郎がいたはずだ。あ、あいつはどうした…」「死にかけているよ、私の体内で」「おめーの体の中に!?」するとバックベアードは1人の少女に目を向ける「おや、君は…そうかそうか君も来てくれるだなんてなんて私は運がいいんだろう、そう思うだろうミス楓花」「!なんで私の名前を」動けない藍坊主達の前にたち自分の手でバックベアードの目を見ないようにしながら睨む楓花にバックベアードは笑うように目を細める「君をよく知る人物から教えてもらったんだよ、ミス楓花。君の中にあるその力を虎視眈々と狙うその人物にね」「あいつか…!」「いやはや驚いたよ君のような子供を器にして力を埋め込んだなんて。さすがの私でもそれには気づかなかった、もう少し早く気づけてさえいれば今頃君は私のものとなり日本などという小さな島国はチリになっていたというのに」「っ楓花!俺達はいいからお前は逃げろ!」バックベアードは楓花の中にある大禍の力を知っている。そして狙っている。全てを破壊しかねないその力を敵に渡してしまえば何が起きるかなど一目瞭然だ、いくら強いと言っても彼女1人でこの数のグレムリンとあのバックベアードを倒すなんて事は不可能。それならば少しでもバックベアードの魔の手から逃れる為に自分たちを捨て逃げる方が先決だった。楓花もそれを分かった上でその場から一方下がる「いいのかねミス楓花。君が逃げた瞬間この場にいる日本妖怪共は苦痛を味わいながら死に至ることになるよ」「っ、」バックベアードの言葉で逃げることに躊躇いを見せた楓花をすかさずバックベアードは自身の触手のような体の一部を伸ばすと楓花を縛り付け自分の元へと引き寄せた「楓花!!」

鬼太郎と一反木綿はバックベアードの体内でどうにか脱出出来ないかと試すが何一つ自分達を覆う透明な膜のような物に傷がつくことは無くどうすればいいのか頭を悩ませていた。そんな時バックベアードの声が響く、面白いものを見せてあげるよ。その言葉で目の前に映し出されたものはバックベアード瞳を見たせいで身動きが取れずにいる藍坊主達、そして彼の触手に捕まってしまった楓花の姿だった。「っ!一体なにを!」バックベアードは自分の妖気をグレムリン達がテレビ局の機械で作り上げた山に送る。すると積み上げられたテレビは次々と電源がつき動き出す。その機会にグレムリンは転送装置が出来上がったぞ!と喜び、とある台の上に立つと不思議な光線がグレムリンに当たりその姿が消えた。「奴らどこへ行くつもりなんじゃ?」「ふふふ、これは妖怪を霊界電波に変え送り付ける装置だ。あらゆる霊界に妖怪を送り込める、これを組上げて転送するには日本のテレビ局は実に都合がよかった」「都合がいい…?どこに転送しようと…」「行きたい場所はこの国の真下にあるのでね」バックベアードの言葉に鬼太郎は一つの場所が頭をよぎる「そうか、ベアード…お前の目的は日本の征服でも日本妖怪の絶滅でもなく…地獄…!!」「フハハハハ!その通りだ!」「いかん!死を司る地獄の力をベアードに奪われたらこの世は大変なことになるぞ!」目玉親父の言葉にバックベアードはまた声を上げて笑う「地獄の力?確かにそれも手に入れたい…けれども今それがなくとも地獄は手に入るのさ!彼女の中にある負の遺産でね」バックベアードはそう言い放つ。彼の触手に捕まった楓花は大禍の力がバックベアードの邪気と共鳴しあい刻印が刻まれた左腕の痛み、そして邪気を当てられ続け焦燥しきっていた。そんな彼女に鬼太郎はバックベアードの体内で見続けることしか出来ず、その悔しさから膜に爪をたて手に力が入る。

グレムリン達はゴートゥーヘル!とコールを口ずさみ、光線をバックベアードに向けて放つ。光線を受けた体は徐々に下からその色を変えて行き地獄に着々と姿を表していく。そんな中楓花は自分の中にある大禍の力を利用させないと、何か方法を探していた。すると猫娘達に近づき嘲笑うグレムリンとその手に持ったスパナを目にし邪気に奪われていない分の霊力を使いグレムリンを上手く操りスパナを投げ飛ばさせる。スパナが当たった画面は割れ、そこから大きな爆発を呼び起こし、転送装置は壊れた。その事により途中まで転送されていたバックベアードも先に地獄へと向かっていた数匹のグレムリン達も元に戻る。「…ざまぁみろ、これで地獄行きはしばらく延期ね」楓花の言葉にバックベアードは怒り、自身の目から赤い光線を出すと下で騒ぎ散らすグレムリンを焼き焦がす「この小娘め!!」バックベアードは楓花を捉えていた触手に力を込め彼女を苦しませる。「楓花ちゃん!!」「楓花!!」仲間が焼かれ怯えるグレムリン達にバックベアードは苛立ちを隠さずに命令する「さっさと機械を直せ!その間私はこの小娘を死なせない程度に黙らせなければならないのでね」「……後は、よろしく鬼太郎…」

楓花の言葉に鬼太郎は分かったと動き出す。頭に乗っていた目玉親父を一反木綿の上へと移動させる「僕はこの場で地獄の鍵を開く!一か八かだ!」「うむ…そうじゃな…このまま死を待つよりは…」「ベアードに一泡吹かせるたい!」鬼太郎は頷き地獄の鍵を開こうとした時、バケローの着信が鳴り意識がそちらへと向かう「なんじゃこんな時に!」「いや、知らない番号からだな…」バケローがその電話に出ると聞こえてきたのは地獄にいる五冠王の声だった。五冠王は突然現れたグレムリン達を捕まえているのだが、一体そちらでは何が起こっているのだ。という話で鬼太郎は今起こっていること、そして自分がバックベアードの体内から出るために地獄の鍵を開こうとしていることを伝えた。「そうか、だが獄炎乱舞はまずい…ベアードの体内ではやつを倒す前にお前たちの方が確実に焼け死ぬぞ」「でもこのままじゃ楓花ちゃんが…」「第2の地獄奥義、武頼針を使うのだ」「武頼針?」「いかなるものも貫通し、弾き返す。最強の攻防を持った地獄の鋼、その力を召喚するのだ。責任はこのわしが取る!」「新しい地獄の力…でも僕には…!」鬼太郎がその力を操れるのか、また獄炎乱舞の時のように暴走してしまうのではないかと思い悩んでいるとバックベアードが映し出した映像から楓花の苦しむ声が聞こえた。バックベアードは楓花を黙らせると話したあと自身の触手から細いものを分裂させ体と一緒に巻き付けられた彼女の左腕を突き刺し、その腕の中で自身のものと比べ物にならない程の禍々しいそれを吸い取ろうとしているのだ。「い"っ、…う"ぅ……」楓花は唯一自由に動かせる右手で自身の左肩を強く握り刻印の痛みとバックベアードに突き刺された痛みを耐えようとするが先程霊力を使い果たし体力を奪われた体では耐えることが出来ず、その右腕は力なく垂れ下がった。気絶した楓花に鬼太郎はあの時の鵺の言葉が過ぎる「あの娘を守ってくれ」それに自分は頷いたのだ。彼女を守ると、誓ったのだ。それなのに今彼女は傷つき苦しんでいる、もっと僕に力が…君を守ることの出来る力が欲しい。鬼太郎の気持ちに反応し地獄の鍵が現れる部分が強く光る、その場所を強く握りそして強く願う「楓花ちゃん…。お願いだ!僕に新しい力を貸してくれ!!!」地獄の鍵から光る赤い光は鬼太郎を包み込んだ

バックベアードは自分の体の中から感じる違和感に気づく。すると彼の体から光が漏れ出したかと思えばその一部を貫き地獄の鋼武頼針を憑依させた鬼太郎とその後に続き一反木綿達が飛び出してきた。「楓花ちゃん!!」楓花の元に向かおうとする鬼太郎をバックベアードは自身の触手を鋭いものへと変えて妨害しようとする。しかし武頼針後からの前では簡単に切り裂かれ、だったらと目から赤い光線を出そうとするがその前に鬼太郎の腕から伸びた鋭い鋼の針によって目を突き刺された。その痛みにバックベアードは思わず目を閉じる、すると藍坊主達の体はまた自由を取り戻した。そして鬼太郎はバックベアードに隙ができるとすぐさま楓花を捉えていた触手を切り裂き気を失った彼女を抱きとめる「楓花ちゃん…!」「…………きたろ…」「…よかった…!」鬼太郎が楓花を呼びかけた声に反応し薄らと目を開ける。楓花が無事だったことを噛み締めれば下から藍坊主が声をかけた「鬼太郎!楓花をこっちに!」鬼太郎は頷くと楓花を藍坊主に預けバックベアードと対峙する。自分が裂かれ貫かれる、その事実にありえない!と怒り狂うバックベアードに鬼太郎は鋭い回転をつけ下から上に貫き通す。そして武頼針を解くとすぐに獄炎乱舞へと姿を変えゴブリンを燃やし、転送装置を掴みあげバックベアードへと投げつけた。ぶつかった機械は大きな爆発を起こし更にバックベアードへ致命傷をおわせることとなる。楓花は寝かされ猫娘達に囲まれながらその戦いをみとどけ、藍坊主はそんな彼女の服が破け刻印と流れる血が見える左腕に自身の着ていた着物の裾を破り全てを隠すように巻き付けた。「ごめん……藍坊主…」「謝ることはねぇよ、楓花が悪い事は何一つねぇ」鬼太郎の活躍に集中してる猫娘達に二人の会話が聞こえることは無い。鬼太郎は獄炎乱舞を解き屋上へと地面に足をつけた、そんな彼等をバックベアードは半身を失いかけながら忌々しくにらみ「おのれ、タイムリミットだ…この借りはぁ!!」とだけ残し姿をくらませた。バックベアードが去ったことに気を弛めたのか鬼太郎は地獄の鍵を使い続け体が限界に達し足から崩れるようにして気を失った。

あの事件から数日、鬼太郎は目を覚まし楓花のいる霊永神社へと足を運んでいた。縁側に座り風でなびく草花を2人で見ながら鬼太郎は口を開いた「もう大丈夫なのかい?」「えぇ、傷も治ったし神社で大人しくしていたおかげで霊力もほとんど回復してるわ」左手をグーパーと数回動かしながら話す彼女に鬼太郎は良かった、と心から安心する「鬼太郎は平気なの?地獄の力を使いすぎてつい先日まで眠ってたって聞いてたけど」「平気だよ。ただ寝すぎたせいでさすがに少し体がだるいけど」「あら、あんたでもそんな事あるのね」のんびりする事が好きだということを知っていた楓花はからかうように話す。そんな彼女の言葉に実際本当の事だからと何も言えず不貞腐れたような顔をするしか出来ない、そんな鬼太郎に楓花は小さく笑うと静かに口を開く「…今回は本当にありがとうね、鬼太郎が助けてくれなかったら今頃私は為す術なくバックベアードに取り込まれてた」鬼太郎は首を横に振る、自分がもっと早く地獄の鋼の力を使い抜け出せていれば楓花はあそこまで苦しむ事はなかった「本当は臆病で怖がりな少女」彼女はきっと心の奥底では恐ろしかったはずだ、けれど皆を助けようと動き自分を犠牲にしようとした…あの時代の少女とは似ているようで正反対な今の楓花を鬼太郎は見る「…ねぇ楓花ちゃん」「ん?」「君は…」聞きたいことが山ほどあった。君は一体何者で、どこから来て、どうして狙われているのか…けれど言葉が出てこない、思考がごちゃごちゃと絡みつく。そんな鬼太郎の思考に気づいたのか、楓花は鬼太郎から目を逸らす「…鬼太郎さ、前に私が自分は妖怪でも人間でも神でもないって話したの覚えてる?」「うん」「でもね、こうなる前はただの人間だったの。能力もないし妖怪も見えなかったただの人」悲しそうに目をふせそう話す彼女に鬼太郎は思わず自身の手を伸ばすがそれはなにかに触れる前に力なく地面に落ちる。「まだ15でね、右も左も分からないような本当に普通の子供だったわ」「…どうして」鬼太郎の言葉に続くように楓花は「どうして人の道をはずれたのかって?」と鬼太郎に顔を見ける「好きで外れた訳じゃない。外されたのよ」「外れた?」「そう、…ベアードがなんで私を狙ってるか知ってる?」鬼太郎は頷く。ゴーゴンもバックベアードも彼女の中にある力が欲しいと言っていた、地獄すらも滅ぼせるというものを「…私が人間でなくなったのはその国も世界も地獄すらも滅ぼせる力を無理矢理埋め込まれたからよ」「!埋め、込まれた…?それって誰に」「さぁ…それは私もよくわからないの」半分嘘を混じえて楓花は答える。本当はわかっているのだそれが誰のせいなのか、けれど確証が持てないし、そいつが楓花をこちらに突き落としたという証拠もない。「…この事藍兄さんも知ってるの?」「なんでここで藍坊主が出てくるのよ」「あ、いや……藍兄さんは楓花ちゃんの力のこと知ってるみたいだったから…」なんでここでこんな事を聞くのか、どうして自分は今尊敬までする藍坊主にモヤモヤとした何かを向けているのか…それが分からず鬼太郎は思わず楓花から目をそらす。そんな鬼太郎をよそに楓花はあー…と気の抜けた声を出した「力のことに関してはあいつが人の事勝手に色々調べて勝手に知ったのよ、ほんとあの時は締め上げて川に流そうかと思ったわ」「藍兄さん…」見ていなくてもわかる楓花の心底腹立たしいといった感情が混ざる声色に何をやっているのかと頭を抱えそうになる「…人間を辞めさせられた事も力を埋め込まれた事も自分の口で話したのは多分鬼太郎が初めてよ」「え、」「あんたも知ってるでしょ?私が自分の事について誰かに話すのを嫌ってるって」私が人間をやめたことについては多分藍坊主も知らないんじゃないかしら。その言葉に鬼太郎は不思議に思う「どうして僕には話してくれたの?他の人みたいに断ったっていいはずなのに」「…何ででしょうね」楓花は未だに下を向いたままの鬼太郎の頭に手を伸ばしあの時のようにわしゃわしゃと撫でる。その突然のことに驚き鬼太郎は勢いよく顔を上げた、彼の頬はまだ夕方ではないというのに赤く染まりきっている。楓花はそんな鬼太郎を見て小さく笑うと「そろそろ中に入りましょうか。茶菓子でも出すわ」「あ…ありがとう…」鬼太郎は本殿の奥へと歩いていく楓花の背中を見つめ、彼女に自分の頭を触れられたその時からドクドクとうるさく鳴り続ける心臓のある場所を服の上から握りしめる。まだ彼女は隠しているものがある、今回の話だって今だって結局はぐらかしている部分の方が多いはずだ。(でも…)先程まで抱えていたモヤモヤした何かは楓花が自分に触れ、笑いかけたその時にはもう既に消え去っていて…。それが子供扱いだろうとその場をはぐらかす何かだろうと嬉れしいことに変わりはなく、あぁなんて…(恋というのはこうも厄介なんだろう…)彼女の一つ一つに振り回される自分の心に鬼太郎は苦笑いするしかなかった。