話の流れ2


ルフィたちの誘いに一時的という条件付きで乗ったレイナは麦わら海賊団と共にドクトリーヌに最後の挨拶をしに行ったチョッパーを外で待っていた。その待ち時間の間に他の船員にあいさつしておいた。それは自分と相手の名前を教え合う事ともう一つ、自分が何者なのかを相手に教え警戒心を解くためでもあった。特にここの副船長であるロロノア・ゾロの。「俺たちは本当にこのまま行くのか?」「もちろんよ。チョッパーが来たら山を下りてすぐ出航するわアバラスタへ!!」アバラスタ、レイナはそのことについて詳しく教えてもらっていないがビビが暮らしていた国らしい。そして彼女はその国の王女、彼女の願いのため今彼らはアバラスタに向かっているらしかった。「何だ、城の様子が騒がしいぞ…」「まったくヤボなんだから…人の別れのよるにどうして静かにしてあげられないのかしら」まさかその張本人たちが起こしている騒ぎだとはだれも予想できるはずもなくウソップたちは着々とこの山から下りる準備を進めていく。そんな中白の門から雪を舞い上げながらこちらに向かってくる生き物が見えた。「あれ、チョッパーだ」「おい来たぞあいつが!?」「え!!?どういうこと!!?」「追われてるっ!!!」何に襲われているのか、チョッパーの後ろを見ればそれはまさかの包丁を投げて彼を追うドクトリーヌの姿。ナミの言った涙のお別れは一体どこに行ったのだというのだ。「おーいロープウェイ出す用意が…」「ん?」「みんなそりに乗って!!!山を下りるぞォ!!!」今ロープウェイに乗って出発したとしてもスピードの遅いこれでは確実に追いつかれてしまうだろう急いでレイナはビビ達と一緒に未だ気絶しているサンジをそりに乗せ、他の船員が乗るのを確認してチョッパーにそりを出していいと合図した。自分は乗らないまま。それはただ単にそりが満席だったからであって彼女がここに残るというわけではない。チョッパーは1度頷くと走り始めた、しかしレイナの思考なんて彼以外にわかるはずがない周りは彼女の行動に驚きチョッパーに止めるよう頼むが彼は止まらない。それは彼が彼女の能力について知っていたからだ。レイナは能力を発動させるとロープウェイを動かすワイヤーの上を走るチョッパー達の後を追いかけた。「何を騒いでいるのかしら?」「だから……っ!!??えっ!!?…レイナ!!!」「人が…空を…!!」「お、おま…何で飛んで…!?」「あら、いいじゃない飛んだって」「すっげー!!!!」俺も飛びてえ!!と言ってくるルフィにレイナは即座に断る陰陽極玉をだせば彼女以外の人間も飛ばすことができるが、無駄な力を使うためレイナは緊急事態でない限り他の人に使うことはない。ワイヤーが結んであった大木まで来るとそのまま地面におり森を駆け抜ける。「皆大丈夫?」「し!!し…死ぬかと思った…」「っぬお!!!ん!?ここはどこだ!!!?」「あ、サンジさん気が付いた!?」「あ、ああ…ってレイナちゃん何で空飛んで…!!?まさか実はレイナちゃんは妖精さんだったのか!?」「んなわけねえだろ馬鹿が」「ああ!!??」今にも喧嘩を始めそうな二人を周りがなだめながら彼女たちは船へと向かって行く。そんな中辺りに大砲が放たれた大きな音が響いた。その音にレイナたちは思わず進みを止め後ろを振り返った。彼女たちの目に入ってきたものは大きな桜。細かく言えばそれは桜ではないのだがこの雪の中咲く大きな桜は幻想的で心を奪う。「すげェ…」「…ああ」「奇麗…」その桜はレイナたちが見えなくなるまで咲き続けていた。まるで彼女たちの戦気を見守るように。

桜も見えなくなりレイナを含め麦わら海賊団は宴中。その中レイナはこっそり端によりながら幻想郷でのことを重ねてみる。そういえばこういう宴のあと片付けはだいたい私だったな、なんて今思えばなんだか懐かしくそしてもう1度と小さく望んでいればサンジに声をかけられた。「隣いい?」「うん」元々自分から話す性格でもないため隣に座ったサンジに絡むことなくちびちびお酒を飲んでいれば彼が静かに口を開いた「レイナちゃんは後悔してない?ある程度一時的ではあるけど俺達の所に来て」「何、突然…」「ナミさんからルフィが結構強引な誘い方したって聞いたから」「あぁ、なるほどね…後悔はしてないよ。実際これからどうするか結構悩んでたから。寧ろルフィが誘ってくれて助かったのかもしれない」余り絡まれるのは好きじゃないんだけど。とそりに乗ってる時にことを思い出して不機嫌そうな顔をすれば小さく笑われた。「あぁ、でも…こういう騒がしいのは嫌いじゃないかな」「…なら良かった」なにか思い出したかのように呆れながら笑う彼女の顔に不思議なことに一瞬言葉が出なかった。その理由は本人には分からない。分からないまま、特に気にはしないままウソップの司会に合わせ自分も酒の入ったグラスを持つ。「カンパーーイ!!!」レイナも周りに合わせグラスを高く掲げる。これから自分の行く先はどうなるのだろうか、せめて寿命で死ねるように。苦しんで死なないように頑張ろう。また酒に口をつけた。

夜中7人分の食料を盗み食いしたとしてサンジに蹴り飛ばされたルフィをレイナはナミの隣で手すりに座りながら見ていた。(多分あの3人も共犯みたいね…)釣りをやっているチョッパー達を横目に何をしているんだか…と呆れていた。ナミもそれに気づいたのか1人と2匹にげんこつを見舞いする。
その後アラバスタの現状、そしてクロコダイルという人物がその原因であり黒幕だということであった。そしてそれに従うオフィサーエイジェントの残りは全員集結する。

ルフィとウソップがカルーを餌に釣りをしようとしていたところをビビに止められ殴られる所を見ていれば正面の海から白い煙がたっているのを見つけた。それはルフィ達も同じで急いでナミを呼びに行けばそれは海底火山の蒸気だと伝えられた。それだけならまだ良かったがレイナなはどんどん近づく度に強くなる硫黄の臭いに顔を歪めると近くにいたビビに「私にはこの臭いがキツすぎるからちょっと遠くに行ってるわ」とだけ言うとなにか言おうとしている彼女を気にせず能力で湯気のない上空まで飛んで行った。「ちょ……行っちゃった」「レイナちゃんは自由だからね」「自由っていうより、掴みどころがないって言うか…とりあえずちゃんと戻ってきてくれるかしら」「…そうだね」

煙よりも高く飛んでいたレイナは自分がいなかったあの瞬間船内で何があったかなんて知らずに煙から出てきたメリー号へと降り立つ。先程と違う空気にレイナが眉を潜めていればチョッパーが彼女の近くへと寄りあの硫黄漂う煙の中で何があったのかを説明した。(いや、なんで分からなかったのよ…)ビビが聞いていた説明と実際に見た人物は丸々一緒で気づかない方がおかしい。「俗に言う天然ってことね」レイナの一言にチョッパーはこくこくと言葉には出さないものの多く頷いた。そんな時突然船後方から大きな波紋が広がったかと思うとそこから招き猫のような姿をした海ネコという海獣が姿を現した。4日ぶりの飯だと驚きの言葉を言い放ったゾロに内心驚きつつもレイナは倒すとしてあの二人(途中から3人になったが)で充分だろうとその場を抜けて進路を確認しているナミの方へ向かい上から話しかける。「どう順調?」「えぇ進路は問題ないわ、そろそろ着いてもいいんだけど…」なんてことを言い合っていればレイナの後ろで大きな音が響いた。思わず振り返ればおそらくビビが殴ったからであろうあの好戦的な3人が見事に伸びていて海ネコは冷や汗を滲ませつつ海へと帰っていった。海ネコはアラバスタでは神聖な生き物として崇められているというビビの話を何となく聞いていればどうやら目的地までもうすぐらしい。タイミング良く来たナミは気候と風が安定してきたとビビ達に伝える「アラバスタの気候海域に入ったの。海ネコが現れたのもその証拠」「後ろに見えるあれらも…アラバスタが近い証拠だろ」ゾロの言葉にレイナ達が海を見れば遠くから何隻もの船が近づいてくる。しかもその全部にB,Wのマークが入っているということはそういう事だ。自分が思っていたよりも敵に回る人数が多いことにレイナは溜息を吐くしか無かった。(乗る船を間違えたかもしれないわね)自分のカンに従わずにルフィのわがままに付き合ったのが運の尽きか…。けれどここまで来たらやるしかないのだ。ゾロは慌てるウソップを止めた後自分達が本物であることを示す為のある作戦を話した

レイナとチョッパーはお互いの左腕に包帯を巻きあいそれぞれ準備を整える。あの場にいなかったサンジとレイナは未だにそのマネマネの実がどれほど似ているのかわからない、そんな2人の疑問にウソップは似ているなんて話ではなかったとその時の驚きを語った。「チョッパーにも真似できたの?」「おう、体格までそっくりだったぞ!」「今思うとあの場にレイナもいたら危険だったな…お前までコピーされてたかもだからな」「…つまり、レイナちゃんが…2人…!!!!」「片方オカマみたいだけどね」中身がオカマでも見た目がレイナちゃんなら…!!とオカマとレイナの間で謎の迷いを見せるサンジにレイナは呆れてその様子を無視する。こういうめんどくさいのはほっとくのが1番だ。そんな話をしていれば港が見えてくる、レイナ達はルフィの元へと集まるとひとつの円となって包帯を結んだ腕を前に突き出した「よし!とにかくこれから何が起こっても左腕のこれが仲間の印だ!……じゃあ上陸するぞ!!!」最後の最後で諦めきれず飯屋へ!!と言う掛け声を出したルフィにツッコミが入る様を聞きながらレイナはその部分を袖の中に隠した。あの時本能もままに動くなと確かナミに注意されていたはずなのに、と呆れるレイナの視線の先には陸に着いた途端飯!!と叫び街へとかけでたルフィの姿。そんなルフィを心配するビビにサンジは騒がしい所を探せば見つかると声をかけた。確かに。途中Mr.3の船を見つけつつレイナ達は目立たないために町外れへと身を潜め、代表としてサンジにアラバスタでも庶民的な服を全員分お使いとして買いに行かせた。しかしそれがレイナ的には間違いだった。男はいい。確かに庶民的だ。しかし女はどうだろうかレイナはナミとビビを見て最後に自分を見た露出度も高く腹も出ている。これはどこをどう見たら庶民的と言えるだろうか。しかも残念なことにレイナは2人よりスタイルがいいかと聞かれれば首を傾げる程のもの。ここに魔理沙やゆかり達がいなくて本当良かった…。そう思いながら心の中で小さくサンジにたいして恨みの炎を燃やすのだった。「素敵!こういうの好きよ!私!!」「でも……お使い頼んでなんだけどサンジさんこれは庶民というより踊り子の衣装よ…?」「……」「なんて顔してるのよレイナ。貴方も似合ってるわよ?」「そうだよレイナちゃ〜ん!!君もバッチリ似合ってるよぉ〜!!」目をハートに変えるサンジに別に嬉しくないと言いたい気持ちを抑えて無言を貫く。ここで何か言っても無駄だろう。要は海賊と王女だとバレないようにすればいいというサンジの言い分は一応、…一応正しいのだから。「でも砂漠を歩くには」「大丈夫!疲れたら俺が抱っこしてあげるよ!ホホ!」その語尾にはハートが盛り沢山だろう、顔がそう物語っている。そんな中ウソップがチョッパーの異変に気づいた。鼻を抑えてうずくまる彼に何やってんだ?と聞いてみれば鼻が曲がりそうだ…!と顔を顰めた。「…そうかトニーくんは鼻がききすぎるのね!「ナノハナ」は香水で有名な街なのよ」「香水?」「中には刺激の強いものがあるから…」「これとか?」そう言ってナミは自分に香水をふりかけるとチョッパーはやめろお前と叫ぶ。どうやら当たりみたいだ。レイナにも何となくわかるほどの匂いなのだからチョッパーにはさぞきついことだろう。レイナはその場にしゃがむとチョッパー、と声をかける。「私は今のところ何もかけてないから避難する?」と羽織っていた薄い上着を持ち上げて聞いてみれば彼は今の状況が余程辛いのか鼻を押えて入っていく。そこに蓋をするように上着から手を離してどう?と聞けば何も無いよりいいという返答が鼻声で帰ってきた。「あら、仲がいいのね」「まぁ…この中で1番長い付き合いだもの」そんな会話をしていれば先ほどまでメロリンとふやけ切っていたサンジが覚醒する。「てめぇチョッパー!!なにレイナちゃんの懐に潜り込んでんだ!!!羨ましすぎるんだよ!!場所変われ!!!」「やめんか!」鬼のような顔をしながらチョッパーがいるであろう場所に手を伸ばすサンジだったが触れるよりも先にナミのゲンコツによって沈められた。しかし何か聞き取れないが聞こえてくる。地面に沈んだままブツブツと喋るのはやめて。んで、そんなことしてる間にビビがこれから反乱軍を止めたい、だからそのリーダーのいうユバまで行くと説明。でもその途中でゾロがビビの腕を引っ張って物陰へと隠す。何事かとレイナも瓦礫の影から外を注目すれば何か騒がしい。そしてどこかで見たことあるような白を基調とした服をきた彼ら(確か…)レイナが思い出すよりも先にゾロが海軍だと口にした。それにしてもなんだか騒がしすぎない?海賊でも現れたの?ってレイナが不思議に思ってたらその元凶はまさかのルフィ。海賊ちゃぁ海賊。思わずずっこけるナミ達。その姿が向こうにも見えたらしくルフィは走るのを辞めると大声でゾロ!!と叫んだ。しかもこちらに海軍を引き連れながら走ってくる「何ぃ!?」「チョッパー逃げるわよ。行ける?」「お、おう!」物資は何とか揃っていたためレイナ達も海軍から逃げる。レイナは能力で浮きながら皆についていくが自分たちの追っ手が気になり顔だけ後ろを振り向く。すると丁度よく煙と炎が退治していてルフィと海軍の間に一人の男が立っていたどうやらルフィの知り合いらしき男は海軍は引き受けてくれるらしくルフィは混乱している仲間に行け!!と声をかけて走らせた。

それで船近くになってビビはカルーにあなたにしか頼めない仕事だからってビビがこれまで調べていたものが書かれた手紙と水を持たせて先に城へと向かわせた。出発した船の上ではあの帽子をかぶった上裸の男がルフィの義理の兄であったと聞かされてビックリ。しかもルフィが知らないところで彼も悪魔の実を食べていたらしい。そんな盛り上がる会話の中でレイナは(確か本に載ってたやつね、)と情報を照らし合わせる。んでこっからポンポンになっちゃうけどエースが着て弟がお世話になってますとか見た目に反して結構(ルフィと比べて)常識がある事に驚いたりしたり、ルフィをよろしく頼むよ……って言葉にレイナはまたもや(見た目に寄らない…)とひとり別の方向に考えてたりしてお別れ。その後はルフィがエースから貰った謎の紙切れをナミが帽子のリボンの裏側に縫いつけたりするのを見ていればビビから上に羽織る服を渡される。今から渡る砂漠は肌を火傷させるほど日差しが強いかららしい。幻想郷にいた頃は見たこと無かったけどそんなに熱いのね…。「ルフィさんもこれを着て」「何でおめぇら涼しそうじゃん」「私たちだって上からちゃんと着るわよ」「えーーーー!?来ちゃうのおおお!?!?」「そうかしょうがねぇな」あっさり受け入れたルフィとレイナ達が上に服を着るということにショックを受けるサンジの温度差に呆れつつチョッパーと共に海を見る。島の端まで来たかと思ったがどうやら無事目的の河へと入れたみたいだ。それでその後はビビの決意だったりアラバスタの地図を見ながら河を進んで自分たちが行くところだったりを確認。それで陸に足をつけてから日除け用の服を羽織るんだけどなんだか蒸し暑い。(これは確かに少し辛いかも)けれどよく考えて見れば自分は1度火山口の中でドッタンバッタン弾幕ごっこをしたのだそのときの暑さを考えればまだマシなのかもしれない。眼前に広がる砂に埋もれた廃村にここがユバなのかとルフィと同じ考えを持つが残念なことにここはユバではなくエルマルという街らしい。そんなビビの話を聞いているとウソップの近くから突然亀のようなアザラシのような生き物が姿を表した。「クンフージュゴン!!」「クンフー!?」「だめよウソップさん近づいちゃ!!」ビビの忠告は遅くウソップは一瞬にしてクンフージュゴンにボコボコにされた。見た目によらず意外と強いらしい、しかし…とレイナとナミは同じように勝負してこっちでは勝ってしまったルフィの姿を指さす「あっちで勝ってるヤツいるけど」「買ってもダメっ!!勝負に負けたら弟子入りするのがクンフージュゴンの掟なの!!」「武闘派だな」「あら…」しかもまた少し目を離した隙にその数は倍以上増えている。いや、どっから出てきたのよ…。さすがにこの数を引き連れるのは目立ちどこにも行けなくなる。チョッパーの説得と食糧で手を引いてくれたはいいもののそのせいで自分たちの分が減ってしまったのは頭を抱えざるおえない。それでジュゴンが河にいるのは珍しいというサンジにビビは下流に海が侵食しているためここは海だと話し、この荒れ果ててしまった街と過去の理由を説明した。雨を呼ぶ粉…身に覚えのない王…雨が降らないが故に王のせいだと信じ込む民衆…もうその時からクロコダイルはこの街を乗っ取ることを決めていたのだろう。体を震えさせ怒りと悲しみを叫ぶビビ、すると突然1つの建物が音を立てて崩壊したその仕業が誰なのかわかったレイナはゾロの「ったくガキだなてめぇら…」という言葉に呆れを含ませつつ頷く。まぁでもやる気があるなら十分だろう「…あんた達、一体何を…!」「…さっさと先へ進もう、ウズウズしてきた」

容赦なく照りつける日差しと灼熱とも言える熱さに先程までの威勢はどこへ行ったのかと思うほど一行はダレていた。しかも砂丘が多いため必然的に登る坂も多く体力を消費させていく。そこに関してはレイナにはあまり関係ないため能力でふわりふわりと漂うに進み、ウソップやルフィからいいな〜という声が聞こえてくるがそんなもの知らんぷりを決め込んだ。私は鉄板のような地面を歩きたくないのよ。レイナは他人よりも暑さや寒さに鈍く実際ドラム王国でもあの服だけで十分だったがこの焼けるような日差しは別だ、無駄な体力を使わないようにしながら進んでいく。途中ルフィの水飲みすぎ問題で喧嘩した3人に良くそんな元気があるものだと巻き込まれないようにナミの傍による「大丈夫?」「大丈夫に見えるかしら…?」「見えないわね」何となく声をかけたのだが返ってきた言葉と頬の筋肉が引きつっているような表情にレイナは小さな同情を生むと高度を少しあげてナミの上えと重なる。丁度レイナの影がナミに被さるように「なんか…あまりにも辛そうだし砂漠にいる間は影になってあげる」「レイナ〜!あんたそこらの男どもより最高に役に立つじゃない…!!」「でしょう?」「でもいいの?あんたも熱いでしょうに」「別に…日差しがきついだけだから心配しなくても平気よ」そう話すレイナは確かにビビほどとまでは行かないものの余裕な雰囲気を出していてナミは「じゃあお言葉に甘えまくるわ」とにこにこ。その後ビビが岩場があったらそこで休憩しましょうって言葉にルフィ達はやる気を出すし、ウソップが岩場を発見。そしてルフィはみんなの荷物持ちだけどその岩場に誰よりも早く走って向かう。「あら、元気あるじゃない…」「こういう時だけよ…」なんて話していたけれどルフィはまたすぐにこっちへ走って戻ってくる「大変だーーー!!」「なんだ!?あいつ戻ってきたぞ…」「大怪我して死にそうな鳥がいっぱいいるんだ!!チョッパー治してやれよ!!」「う…うん、わかった!!」鳥にも優しいのね…とその意外な感性に少し驚いていればビビはそれとは別の驚きを見せたどうやらその鳥はここでは珍しい人を騙して者を取るサギらしい。サギだけに。実際岩場へと行けばここにあったはずの荷物もいたはずの鳥も消えていた。荷物はもちろん残り少ない食糧と水も持っていかれたことにサンジは腹を立て、ルフィと喧嘩し始めるがそれを本格的に止める者はいない。レイナも日陰へと入ると能力をといて地面へと座る、ちょっとした涼しさだけれども今はそれが素晴らしい。「…ちょっと休もう…カッカすんのは全部暑さのせいだ頭冷やせ。夜中にはユバに着くんだろ?」「ええ……」「なら、その町がオアシスならそれまでの辛抱ね」「このことは忘れよう、考えると余計に喉が乾く。10分休んだら出発だ」ある程度冷静に状況を見るゾロ、ビビ、レイナがそう話し合うが当のルフィはこれみよがしに盗んだ水を飲む姿を見せてくるサギにキレ散らかし話を聞かないまま追いかけていく。「ルフィ!ーだめよ追っちゃ!!あんたここへ戻ってこれるの!!?」「無理じゃないかしら…」「そうか、そっちの方が面倒だっ!!ルフィ!!戻れーーーっ!!!」ウソップが戻れと叫ぶもののルフィの姿はもう米粒ほどしかない。これは戻ってくると信じて待ってるしかないのかと考えていればすぐにまたルフィが姿を現す。しかも何かにおわれて。「ねぇあの後ろにいるの何…?」「…サンドラ大トカゲ!!」その大きさはこの岩場よりも大きくこのままあのトカゲがこちらへぶつかれば一溜りもない。そうなる前に他教えしまおうかと上着に閉まっていた札を出そうとするが、レイナ達の前に好戦的な2人が立ち上がる。(なら私の出番ではないわね)サンドラ大トカゲはルフィ、サンジ、ゾロの攻撃によってその命を散らした。哀れ。「な、何もそこまで…」「…あいつら三人揃うと怪物に同情しちゃうわ」「血の気が多いことで…」しかも話の流れ的に食べるらしい、この世界ではトカゲも食べられるみたいだ。強い日差しのおかげで天然のフライパンとなっている岩で肉を焼きレイナ達はそれを食べる。意外と美味しく感じるトカゲ肉に驚きつつレイナの視線は1匹のラクダに注がれた。そしてその疑問はレイナより先にゾロが口に出す「ーで…なんだそのラクダは…」ルフィが言うにはどうやら先にあのトカゲに追いかけられていたらしくルフィはそれに巻き込まれたとか。肉を食べ終わりラクダのそばに近づけばどうやらこのラクダは野生ではなく人に飼われていたものらしく最高で2人は乗せられるようだった。しかし、「じゃ、まず俺が」とルフィがラクダによじ登ろうとしたがそれはラクダ自身に拒まれてしまう。レイナはその様子を見てチョッパーに通訳を任せてみるとどうやらこのラクダ、男は乗せない派というどっかのコックのような女好きであった。無論それに対して怒るルフィ達。けれど自分が乗れるとわかったナミはラクダを殴るルフィ達を止めると笑顔で優しくラクダに接する「ごめんねウチの盗賊たちが酷いことして。いいコじゃない、君なんて呼んだらいい?」「アホ」「ボケ」「タコ」「じゃ、マツゲってことで」「お前それ1番へんだぞ」「まともなものがひとつも無い」マツゲと名付けられたラクダは女好きのためナミが乗ればそれはもうデレデレの顔をして向かい入れるナミはそのままビビをラクダに乗せてくるりとレイナを見る「レイナも準備いい?またよろしく頼むわよ」「…えぇ」その悪どいとも言える笑みにレイナはすぐさま何を考えているのか察するそしてふわりと浮けばナミはマツゲに合図を送る。するとマツゲは男達を置き去りにして走り、レイナはそれを追いかけあの時のように影を作りながら走行する。後ろから何か声が聞こえるがこの場での立ち位置はナミが1番だ。そのまま女子組は順調に男子組は山あり谷ありというように色々な問題を抱え解決しながら進み、夜になってやっと町が見えてきた。しかし町の様子がおかしいそれに町に近づくとどんどん大きくなる風の音も。1体どうしたのかと慌てて町に近づけばその音と違和感の正体は町を覆うほどの大きな砂嵐だった。そして砂嵐が過ぎ去るとその町の状態はあの時見た寂れた町と同じでこれはオアシスどころの騒ぎではない。そんな町の状況に唖然とするビビ達に1人の老人が声をかけた。

その老人はビビの昔からの知人、そして反乱軍リーダーの父親トトだった。彼の話では反乱軍はもうこの町を出てしまったということ、それはあの砂嵐が前からの舞い上がり物資も食糧も水も消え失せてしまったため反乱軍はナノハナの隣にあるオアシス、カトレアに移動したらしい。それならなんのためにここまで来たのか、いや今はそんなことでは無い。彼等は今回の戦いで死ぬつもりなのだと、だから彼等を止めてくれと涙を流し話すトトにビビはハンカチを差し出す。その顔は笑顔でレイナは眉を顰める。(無理して笑わなくてもいいのに…)気高いのかそれとも……
宿を貸してくれるというトトの言葉に甘えてレイナ達は大部屋を1つ借りた。「じゃあ私たち女の子チームはベッドで寝るからあんた達床ね」「えぇぇ!!」「文句言わない!あんた達は少しはレイナ見習ってか弱い女の子に優しくしなさい!!」「か弱い……」何よ?というナミの一睨みでルフィ達は口を閉じてレイナはこの世界に来て初めてベッドの上で仮眠することとなった。朝、トトからユバから掘り当てた水を貰いユバを離れた、そしてさぁ来た道を戻ろう…そうしようとした時ルフィは突然ドカりとその場に座った「やめた」「は!!?」やめたとはどういうい事なのかとルフィに問い詰めるサンジ達の横でレイナは何となくルフィが言いたいことが分かり口を閉じたままその流れを見る。今レイナの頭に引っかかっているのは昨日のビビの姿。そしてルフィはビビと言い争いを起こしそれを止めようとするナミをサンジが止め、ついには殴り合いとなってしまったのをサンジがルフィを殴ろうとしているのをレイナが止める。誰一人犠牲にしたくないのに自分の事は犠牲にしようとするビビにルフィは仲間なのだから自分たちの命も一緒に賭けろと叫んだ。その言葉にビビは今まで流してこなかった涙を流し顔を伏せる、目的の場所はカトレアからクロコダイルのいるレインベースへと変わった。けれど結局は砂漠を越えなければ行けないためレイナはまたふわふわと宙を漂う「レイナちゃんも大丈夫かい?」「え?…あぁ平気よ、もう慣れた」心配ありがとうとサンジにいえば彼はどこにそんな体力があるのか目をハートにしてふにゃふにゃと動く。ほんとこういう所が残念ね…「もう慣れたってお前…」「そういえばレイナはドラム王国に来た時も薄着だったよな」「…確かに俺らと会った時もそうだったな…」「…あまり寒いとか暑いとか感じないからね」そうなった理由はよく分からない、博麗霊夢がそうだったのかと聞かれれば首を横に振るしかないしだからといってこっちにぶっ飛ばされたからという理由かと聞かれても首を横に振る。(でも多分幻想郷にいすぎたからかもしれないわね)あそこは通常の場所とは違う暑さも寒さもあるが月に行けて海もなく太陽の昇り降りは逆通常の人間は住んでいないような場所。だから予想ではあるもののこっちの世界に体が馴染まないのだろう。不思議だよな〜と呟くチョッパーにレイナはそりゃあ幻想郷出身だからねと言う意味を込めてふふ…と小さく笑った。その笑みにまたサンジがメロリンになったがそれは無視の方向で。

レインベースにたどり着くとこれまたすぐにウソップとルフィは水を確保するために店へへとかけ出す。(多分水が飲みたいだけよね…)顔が割れてると言うのになんでこう自由なのだろうか、ここに来る前話していたことをもう忘れてしまったのかとため息が出るがこの船に乗っている限り慣れるしかないのだろう。「あいつらに任せて大丈夫かな」「お使いくらいできるでしょ、平気よ」「でもなんか嫌な予感がするわ…」「同感だ。どうせまたトラブル背負って帰ってくるんじゃねぇの」小便行ってくるといいこの場を離れるチョッパーに返事の代わりに軽くてをふりながら答える。準備運動しといた方がいいぜとふざけ半分で話すゾロに多分本当に面倒事を持ってくるだろうなと自分の感を100パーセント信じているレイナはゆっくり立ち上がる。その感はやはり正しかったらしい。遠くから聞こえる騒動にデジャヴを感じて全員が目を向ければまたもや海軍に追いかけられているルフィ達、しかも何故かこちらに向かって走ってくる。いやなんで?こないで?「ウソでしょ!!?ーでなんでこっちへ逃げてくんのよ!!」「ねぇっ!!トニー君がまだ来てないわ!!」「放っとけ、てめぇで何とかするさ!!」「もしダメそうなら一応私が迎えに行くわ!」海軍が来たぞ!!と叫びながらこちらに走ってくるルフィとウソップにお前らが連れてきてんだよ!!というツッコミをしつつレイナ達も海軍から逃げる。しかし町中でこんな鬼ごっこなんかしていれば嫌でもB,Wに見つかってしまう…いや、もう手遅れなのかもしれない。ならばもう少し被害を最低限に、向かう場所は全員同じなのだからと一行はそれぞれバラバラに別れて逃げた。レイナはやはりチョッパーのことが気になり別れてすぐに裏路地へとはいると遠回りするように元の場所へと引き返す。無論その間におって来る海軍は札を投げて足止めする。「チョッパー!」「おあ!レイナ!」状況が掴めぬまま海軍と戦っていたチョッパーをみつけレイナは大幣を懐から取り出すと素早く海兵を沈めていく。そして道ができるとこっちよ、とチョッパーに伝え先頭を走ると同時にどうしてこうなってしまったのかを説明した。「じゃああのワニの所に行けばクロコダイルがいるのか…!」「えぇ。…でもその前に彼らを倒さないとね」後ろを見れば今だおってくる海兵達。倒せど倒せど出てくるとかどういう原理なんだか…そんな呆れとも言える感情を隠しつつまた札を出す。チョッパーは今だレイナの強さをよくわかっていない上にあの能力を使っていないレイナに対してだ、大丈夫か?と聞くが当の本人は少し挑発的な笑みを浮かべる「あら、心配してくれるの?優しいわね。…でもそんなの無用よだって私は強いもの」チョッパーこそ気をつけなさいね。と言い返すと同時にレイナは駆け出しそのあとから慌ててチョッパーが追いかけるようにして走り出す。そしてレイナは4枚の札を丁度海兵の上へと投げる、するとその札は空中でピタリと止まった「威力は弱めてあるから安心して」大幣を下へと振り下ろせばその札から多くの赤白く光った弾が放出され海兵を襲った。レイナは威力は弱めたと言っていたがそれでも元の強さからの引き算だったため他から見れば強いものは強い。なすすべなく地面へと海兵は倒れ空中に浮いていた札は役目を終えるとパキンと崩れ落ちた。パッと見周りに立ってる海兵は居なく、さてチョッパーはと彼の方を見れば丁度最後の一人を気絶させていたところであった。チョッパーはその鹿の姿のままレイナの側へと近づく。「レイナすっげぇなー!!キラキラしたものがいっぱい出てたぞ!」「あれ弾幕って言うのよ」「だんまく…、レイナってもしかして魔法使いなのか?」「違うわよ、私はただの巫女」みこ?とその意味が分からず首を傾げるチョッパーに後で教えてあげると話してからレイナ達は改めてクロコダイルのいるレインディナーズへと向かった。
たどり着くとそこにはB,Wの海賊とそれに囲まれているサンジ。チョッパーが慌ててサンジ!と名前を呼べばサンジは2人の存在に気づきチョッパーを視認したあとレイナを確認してまたいつものように目をハートにする「レイナちゅわあぁぁん!!大丈夫だったかい!?早くこいつらを片して君の元へ向かうからねーーー!!!」「…私先に行ってもいいかしら?」「多分、ダメだと思う…」サンジの恒例のような振る舞いにレイナはチョッパにそう提案するがあえなく却下されてしまう。確かに雰囲気でそう言ってしまったがサンジを囲む海賊の数からして彼一人ではなかなかに時間がかかってしまうだろう。今度は別の意味で吐きそうになったため息を飲み込み持っていた大幣をくるりと1回回すとチョッパーと目配せして海賊達へと向かっていった。

最後の一人はいい感じにボコボコにした上で電伝虫なるものを使わせてクロコダイルに連絡を取らせ、そこでサンジは一芝居をうった。(なるほど、そうすれば上手いことクロコダイルをこっちに出せるってことね)丁度?電話の向こう側では助けを呼ぶルフィ達の声が聞こえたためこの芝居はいい考えだ。