話の流れ3


ニルヴァーナ
あそこには参加してないけど新しくフェアリーテイルに入ったウェンディとシャルルを見て一瞬で推し決定するし騒がしいギルドに困ってるウェンディ達に声をかけて一応ここの古参だから頼りにしてねアピールもするし、よろしくお願いいたします!って返してきてくれたウェンディに思わず頭なでなでしちゃう。だって可愛いんだもん。
ウェンディも突然頭を撫でてきたことに驚いたけどその手は優しいし落ち着くし全然悪い気はしない。寧ろ頼りになりそうなお姉さんって印象を受けちゃう。実際には拗らせオタクなんだが

エドラス
フウカには神様達の加護がもりもりなので、街が飲み込まれた時その難を逃れ、気がつけば1人何も無い空間に取り残されていた。私はギルドにいたはずなのに、状況が呑み込めずに目をぱちぱち。「え、何この空間…」「…やはり君も残されたか」「…ミストガン?」「取り込まれなかったのは滅竜魔導士を合わせて君で五人目だ」「取り込まれなかったって、あなた何か知ってるの?」そこでフウカはエドラスの事やみんなが向こうにに取り込まれてしまったこと、ミストガンが向こうの世界の住人だと知る。「…フウカ、君は滅竜魔導士でも無ければルーシィのように精霊の力によって守られていたわけでもない。君だけが異質だ。…君は一体何者なんだ」何者って言われてもな〜それは一番私が知りたい。けれど何故自分が取り込まれなかったのか理由は何となく察していたため、ここまで隠さなくてもいいか…いつかバレることだしとフウカはマカロフにも言ったことの無い部分、「神様を召喚することができる」そしてその神様達から少なからず加護をもらっていたため無事だったのではないかと憶測(事実)を話した。最初は驚いていたし神様というものの存在を半信半疑だったミストガンだけど自分の魔法が全く聞かなかったり本人は全く気づいてないけど、たまに威嚇するようにフウカとか別の強い魔力を感じる時があったため納得する他なかった。て感じでここでフウカは初めて自分の魔法を包み隠さず話した。「あ、ミストガンこの事は」「分かってる。神を召喚できるだなんて話は争いしか生まない、ナツ達にも他の奴らにも他言しないと約束する」「ありがとう」「…代わりと言ってはあれなんだが、一つ頼まれてくれないか」自分の秘密を守ってくれるならおやすい御用だし、今回ミストガンがいた世界が関わってるということはきっと解決したら彼とはもう会えなくなりそう。そんな予想でフウカは頷き、向こうの世界に行ってナツ達と一緒に、魔水晶となったギルドの人たちを助けて欲しいという申し出を了承した。そしてミストガンの魔法によって向こうの世界へと飛ばされた。まさか違う世界に3回も向かうとは。

目を開けたらどこかの広場みたいなところに着いた。さてみんなを探しに、と思ったフウカだが良く考えれば皆の居場所とか魔水晶の場所とか何一つ分からない。やっべ聞いとくんだったと後悔しても遅い、ひとまず歩き回れば大丈夫でしょなんてどこからか湧く自信に引っ張られそうになった時フウカの耳にザワザワとした騒がしい声が聞こえてくる。(騒がしいところにフェアリーテイルあり!)ずっとフェアリーテイルにいたからかそんなふざけた根拠で向かえばやっぱりそこの中心にいたのは倒れてるこの世界の騎士達と平然と立っているグレイ、エルザ、ガジル。ふぅ〜!!私の感冴えてる〜!!なんて騎士達のことは頭から弾き飛ばしながら「3人とも無事だったんだね」「フウカ!お前も無事だったのか!」「待てエルザ!エドラスの方かもしれねぇだろ…!」んんんん???エドラスの私ってなんや?グレイの言葉に疑問を持つが直ぐにもしかしてこの世界に似たような人間が沢山いるのか………私みたいのがもう1人……うわっきっっっつ!!!!!こんなやばいオタクは1人でいい!!なんて思いながら本物だと証明するために「子供の時エルザと一緒にお風呂はいってたグレイ〜!!」と叫ぼうとしたが途中で察したグレイに本気で口止めされる「よし!!!こいつは正真正銘のフウカだ!!!!」信じてくれてよかった〜と気楽なフウカにグレイはもう二度と大声でそういうこと言うなと羞恥心で顔を赤らめながら注意した。ごめんって。そこからとりあえず城を目指すことになったんだけどガジルは魔水晶を探してぶっ壊すためにお別れ。そんで城に忍び込みルーシィ達をこんな広い建物内を虱潰しに探し出すのは大変だということで2人が壁をぶっ壊しながら進んじゃう。そしてその光景を後ろから見たフウカはやっぱりこの世界の人間やべぇって再確認しまくる。けれどそんな行動が幸をなしてか、たまたまルーシィ達と合流。ここでエルザ対エルザが勃発するためグレイたちと共にナツたちの元へ向かっていた途中、突然フウカの体は横にぶっ飛ばされた。横腹を蹴られた痛みと飛ばされる体の無重力感にフウカは慌てて再降臨で清姫の力を取り入れスキル「変化(火竜)」で防御力をあげる。けれど飛ばされている間にそれをやるのが精一杯であり、結局壁へと勢いよくぶつかり、壁が衝撃に耐えきれず崩れ落ちる。痛い、すごい痛い、防御力あげたけど痛いのには変わらない「フウカ!!」「…大丈夫!」一体誰が、瓦礫の中に座り込んだからだを立たせて自分を蹴り飛ばした方を見る。その正体は黒いモヤに覆われた人。フウカはその正体に気づいた、だって気づかない方がおかしい。この世界に来る前ほぼ毎日見ていたもの、スマホの中のサーヴァントたちが倒してくれた敵「シャドウ………」でもなんで、だってここはFGOの世界じゃない。グレイはシャドウに向かっ待て氷を飛ばすがそれを向こうは軽々と避ける、がシャドウの視線はずっとフウカの方へささったまま。(狙いは私…)「グレイ、ここは私に任せて先に行って」「そんなこと、」「あれの狙いは私。だからグレイは早くナツとウェンディちゃんを助けにいって」「………わかった」フウカの言葉にグレイは頷くとその場を離れた。

そんなわけで何故か存在したシャドウサーヴァントと戦うことになったフウカ。本当は鯖たちを呼びたかったけどミストガンから貰った魔力が詰まったあの薬がいつまで続くのか、どの程度の魔力まで耐えられるのか分からないため1対1。シャドウの強さはさっきみたいに不意打ちだったりフウカが油断とかしてたりしなければギリギリフウカの方が強いって感じ。フウカは何故シャドウサーヴァントなんていうこの世界に絶対存在しないはずのものがいるのか、貴方は誰なのかと聞いていくが帰ってくる言葉は「憎い」「恨めしい」「ずるい」という言葉ばかり。けれど「何故私だけを狙っているの?」という問いをした時ピタリと向こうの動きが止まる。そして聞こえてきた声は先程のものと違い何人もの声が重なり不協和音のように響く「私はお前…お前の代わり、お前が生を貰うものなら私はお前に死をさずける。お前がいない世界、私が代わりとなる世界、その力、全部、全部全部全部全部全部」シャドウが言っていることはフウカにとってほとんど訳の分からない事だが、その内容があまりに物騒で自分を殺そうとしているのは分かってしまった。そしてまた襲ってきたシャドウを何とか倒しきる、シャドウは一言「私たちは終わらないあの方がいる限り」そう残し煙のように消えていった。するとシャドウの倒れたところに光る何かをみつけフウカはそれを拾いあげる。それがなんなのか画面越しにしか見ていなかったはずなのに直感が告げる。それは聖杯の欠片だと。思いたくはなかったけどもしかしてこの敵が出てきた原因って私なんじゃね…?と気付きたくないことに気づいたフウカ。でも私は死にたくないから全力で抵抗するするぜ、なんて決意を固めフウカは城から出て戦いに加勢。丁度エドラスのフェアリーテイルが登場したのと同時。「皆ごめん遅れた!」「フウカ!無事だったのか!」って。それで戦ってる最中不意をつかれて後ろから攻撃を受けそうになった時どこかから別の攻撃が入り相殺される。その正体はスグには分からなかった。そして決着がついた時、エドラスの魔力が失われ、同時に皆の体が光り出しアニマに吸い込まれる。その途中木の影に隠れてこちらを見ていた女の子が。一瞬しか分からなかったがそれでもその顔を見間違えることは無い、だって毎日鏡で見てるんだから。「…ありがとう私」自分でも特殊な生まれだって思ってたからもしかしたらエドラスの私って存在しないんじゃね?って思ってたからその事実にすごい嬉しくて思わずエドラスの自分に手を振りアースランドへと帰った。

雨が降るアースランドに無事?到着したフウカ。落ちたところは街から少し離れた丘のような所。そこから見えるマグノリアとギルドが元通りでホッとしていると頭上でたくさんの声が。上を見れば沢山のエクシード達。混乱する中エクシードの女王から全ての説明を受けた。なぜエクシードがこちらへ来たか、なぜ子供が入った卵をアースランドに送ったのか。フウカは1人途中から話がちんぷんかんぷんだがみんなは理解しているみたいで黙っておく。だってなんか恥ずかしいし…。そしてエクシードと別れると今度はガジルがリリーがいないと騒ぎ出す。すると近くの草むらが揺れ、そこから出てきたのは幾分にも小さくなったリリーの姿。女の子はチラりと見ただけだがそのあまりのビフォーアフターに少し笑いそうになった。そしてリリーが怪しいヤツを見つけたと言い手に持っていたロープを引っ張ると引きずられるようにエドラスにいたはずのリサーナの姿。あれ、あれ、リサーナはあの時消えてしまったはずなのに、とナツやハッピーを抱きしめている彼女を唖然と見ていると目が合った。そして今度はフウカが抱きしめられる、フウカは驚きつつもこの子がリサーナであるという事実の方が上回り思いっきり抱き締め返した。「フウカ…フウカだ…!会いたかった…!」「うん、私も。おかえりリサーナ」「ただいまっ!」って。それで今までリサーナが何をしていたのかを聞いて「じゃあ向こうの願い通り、こっちの、本当のミラ達に会いに行こう」「うん!」でエドラス編は終わり。

(補足2・家に帰ったあとフウカは意識をカルデアへと飛ばし今回の事を話し欠片を見せればやっぱりこれは聖杯の欠片なのだと判明する。なんで聖杯が、なんでシャドウサーヴァントがと疑問に思ったことを伝えればホームズから平然と自分達が存在しているのだから自分たちの敵も存在しててもおかしくない。という話を聞き確かに…と納得せざるおえなかった。けれど敵の目的はフウカを殺すということ以外全くの不明でフウカは鯖達からいつも以上に気をつけるようにと忠告と心配をされた)

天狼島
リサーナも戻ってきてまた平和になるぞ〜っと思っていたのにS級試験が近いためいつも以上に騒がしいギルド。まぁでももうS級魔導師の私は関係ないな、なんて気楽に構えていたフウカにこっそりとミラが教える「フウカも出るのよ?」「え……もしかして試験官?」「それもして欲しかったんだけど今回は救護係ね」「あー私数少ない回復系が使えるもんね」「そういう事」頭に浮かぶのはスキルで使えるパールバティだったりサンソンだったり……ナイチンゲールだったり。うん、大丈夫……流石にナイチンゲールを召喚はしないよ…だって治療は的確でもバーサーカーだし…殺してでも治療する人だし、うん。
そして発表当日、エルザとミラに連れられステージ上へ。途中めちゃくちゃ久しぶにりギルダーツに会って「お、フウカじゃねぇか!久しぶりだな」「ギルダーツさん久しぶり〜!」なんて挨拶しつつギルダーツによしよしされるフウカ。年齢的に恥ずかしい気持ちはバリバリあるが前世の父親だったり今世の父親だったりを思い出して懐かしくなるから拒絶なんてもってのほか!って感じで好きなようにさせてる。そんな感じでついに幕開け、選ばれた8人や試験の内容は事前に聞いてたし、場所は自分の時とおなじ天狼島だから驚くことは無かった。ただひとつ引っ掛かりを覚える人物を除いて(メストなんて人いたっけ?)そんな小さな引っ掛かり。けれど残念ながらフウカは自分の記憶能力を全くと言っていいほど信じていないし、どちらかと言えば仕事に出向いてギルドに居ない時の方が多かったため「気のせいか」と自分の中で完結させてしまったのだった。そんな事を考えてるうちに話は進み今回の試験もS級魔道士が道を塞ぐという説明まで来ていた。「そこに立ってるって事は…も、もしかしてフウカも参加するのか?!」「違うよー。私は今回怪我を治す救護係」「おおぉ…これだけでも少し安心できたぜ」「えぇー!!フウカは参加しねぇのかよ!!」「今度は残念がるな!!」そんなやり取りを見ながらフウカはナツらしいな…と少し呆れていれば説明は終わった。
そして試験当日ナイチンゲールの格好をしたフウカがいるのは天狼島の中にある小さなテント。そこのパイプ椅子に座りながら特に何事もなく終わってくれ〜とか暑すぎて試験が終わる頃には絶対溶けてるとかくだらない事を考えながらそよそよと風に吹かれていた。そしてそのまま待っていたら何故かびしょ濡れで帰ってきたフリードとビックスロー、フウカは2人の強さを知っていたため一番失格になるには遠いと思っていたからめちゃくちゃ驚く。「え、え、どうしたの?もしかして忘れ物?んん?」「落ち着け。そんなわけないだろう」思いっきり混乱している事が丸わかりなフウカにフリードは呆れながら1つ息を吐き、ビッグスローは面白いものを見るかのように笑う「だよね、ごめん。まさか最初に戻ってくるのが2人だとは想像してなかったから。もしかしてギルダーツにでも当たった?」「いや。当たったのはルーシィとカナだ」それを聞いてさらに理解できなくなるフウカ。おぉぉ?と思わず声を漏らすとビッグスローはまた笑う「んんん?ちょっと2人に起こった状況がわからないんだけど」「だろうな。…まぁ、アレだ、あの2人には借りがあったんだ」そう話すフリード、その内容で思い出せるのはあのバトル・オブ・フェアリーテイルの時。自分はその場にいなかったが、エドモンから伝えられた情報を思い出してなるほどってフウカは理解したように返す。するとビッグスローはスススとフウカ隣に行き肩を組みわざとらしくコソコソと内緒話をするかのように話す「なぁなぁフウカ聞いてくれよこいつな、あのふたりを勝たせるために女が苦手っつーとんでもねぇ弱点設定したんだぜ」「え、何それそれはちょっと見てみたい…」「おいビックスロー勝手に話すな!フウカもそんな目を輝かせるな!」わざわざ女の子苦手設定にした推しが可愛い〜!!!!っていうかビッグスロー顔が近い〜!!君も推しなんですけど〜!!!2人の推しのせいで死ぬ〜!!なんて思いながらフリードをいじったり、ビッグスローと一緒に怒られたりとそんな感じで他の人が来るまでわちゃわちゃしてた3人。やっぱ推し兼友人と話すのは楽しいな〜なんて思ったフウカだった。

一次試験が終わって、フリード達はギルダーツと共に一足早く島を離れ、入れ違いのようにミラ達が簡易スペースに戻ってきた。それでエルフマンとエバの話になって天然ふたりの会話を聞きいていたが、途中でウェンディ達が戻ってこないことを知る。ギルドの島だからと言って女の子1人戻ってこないのはあまりにも心配すぎる。推しなら尚更。「ジュビア探してきます。少し心配だし」「ならば私も行こう」「じゃあ私はエルザ達とは別の方向を探しに行くね。ウェンディ達が心配だし」「ではミラとリサーナはここに居てくれ」って感じでフウカは皆と別れて森の中へ。そして簡易スペースを出て少し経った時、フェアリーテイル以外の何かの魔力を感じ取る。しかもそこらじゅうから。一体なんなんだと思いつつ一応もしそれに襲われても対処できるようにフウカは風魔小太郎の姿へと変わるとクラススキル「気配遮断」で気配を消しながら木陰の中を進んでいくと、どこからか上がった赤い信号弾に気づく。あれ、これって敵がこれから進撃してくるって合図だった気が。やばいこれはやばい…やっぱり感じたこの魔力は敵だったか…!早くウェンディ達を探そうと早足で動いていた時、さっきまで歩いていた道に不自然な黒い影が着く。それは一つや二つではなくまるで雨のように空から丸い小さい玉が落ちてくるのが見えた。慌てて木上へと移り様子を見る、するとその玉は地面に着く前に弾け中から魔導師達が出てきた。彼らに刻まれたギルド紋章に見覚えがあり、いつもは信用していない記憶の中をあさり思い出す(悪魔の心臓か…何で闇ギルドがここに)どう考えてもこれは普通じゃない。それに向こうは誰も彼もが大なり小なり武器を持ち、耳を済ませれば自分達を襲おうとしている。なら早い話ここにいる全員は私が仕留めなきゃ。幸い気配遮断のスキルを展開しているフウカのことを彼等は誰一人気づいた様子はない。(数は20くらい…なら大丈夫だね)フウカは音を立てることなく彼らの中心へと降り立つと持っていた苦無を使い倒していく。もちろん峰打ちで。そして敵は誰もフウカのスピードに目が追いつかないまま全員地面に倒れた。流石小太郎くん!流石ジャパニーズ忍者!なんてきゃいきゃいしてた時突然大きな揺れと大きな魔力通しがぶつかるのを感じた。ひとつはフェアリーテイルの誰かの魔力、もうひとつは敵の魔力。フウカは慌ててその方向へと向かおうとした時背後から何者かの気配と殺気。エドラスの時ようにはなるか!と向かってきていた拳紙一重で避けて距離を開ける。またあのシャドウサーヴァントかと思いきや悪魔の心臓の紋章が描かれた真っ黒なフードを被ったナニか。それはフウカの方へと向くとゆっくり口を開く「ほしい」「!?」「ほしい、貴方が。ほしい、その力が。羨ましい、愛される貴方、だから私は貴方になる、貴方を殺す、貴方に成り変わるその命がほしい」幼さを含んだ声、けれども嫌という程聞き覚えのある声。それがフードを取るとシャドウサーヴァントのような黒いモヤ、けれどその形は、声は、自分自身だった。フウカは驚きつつもあの時聞けなかった何故私なのかと聞けば影は話す。影は元は人の恐怖心や嫉妬や憎しみが混ざり待ったもので、人には見えず誰かに害をなすことも出来ないただそこにあるだけの存在だった。けれどある日突然聖杯が落ちてきて、直感的にそれが願望器である事に気づいた影はその中で一番強かった思いである「力が欲しい。そして愛して欲しい、自分にだけ向けられる愛、」そこまで来てふと幼いながらも加護に守られサーヴァントに護られる子供を思い出し言葉を続けた「あの子供のように」そして聖杯はその願いを叶えた。自我を持ち姿を持ちシャドウではあるもののサーヴァントに愛され護られる。けれどもこれはあくまであの子供の真似事、どう頑張っても本物以上にはなれ無いだったらどうするか。じゃあどうするか、簡単だ殺してしまえばいい。そして自分が本物になる。つまりは自分がフウカという人物になるために本物のフウカを殺そうとしているのだ。その話にフウカは私何も悪くない上に自分勝手すぎ〜!!とドン引き、冗談出会ってくれと思ったが、残念相手は本気だった。話が終わるともう向こうの影は会話をする事に意味をなくしたかのように言葉が通じなくなり戦闘開始。どうにか攻撃を避けスキをついて反撃しようとするが向こうの方がフウカよりも戦闘能力は高かったらしく追い詰められ、影の放った闇のように黒い光がフウカへと当たる。その威力で木にぶつかりずるずると座り込む、痛いのは当たり前だとして何故か足に力が入らない。それはじわじわと全体に広がっていくように感じ、ついには再降臨が解かれる。影は地面へと倒れ込みそうなフウカの首をつかみ持ち上げる。足が地面から離れ呼吸ができない。サーヴァントを呼ばなきゃ、誰か、けれど何故か上手くいかない。彼らと魔力が繋がらない。「その命もっとちょうだい」と影が首を掴む手に力を込めた時フウカは咄嗟に心の中で祈った「令呪をもって命ずる、」その瞬間影が何かにあたり横へと吹っ飛ぶ。新鮮な空気が一気に肺に入り噎せ返り、生理的な涙が出てくる。そして自分を護るように前へと経つ人影に顔をあげた「マシュ…」「遅くなりました!…先輩、もう大丈夫です。もう先輩に指一本触れさせませんから!」右手を見れば令呪が一角消えている。フウカの祈りは届いたのだ。飛ばされた影は起き上がったあと「なぜなぜ…」とつぶやく。その意味が分からないフウカにマシュは説明する。何者かに魔力妨害されフウカを助けに行こうにも行けなかったこと、けれど令呪を使いフウカがマシュを呼んだためマシュだけこちらに来ることが出来たということ。こいつここまでやるのか…と影の執着を目の当たりにする。マシュが盾を構えると影はひとつ後ずさり悔しそうに唸り「せっかくのチャンスが、私が私になるチャンスだったのに…」そう呟くとどんどんその身体を透けさせる「待ちなさい!」「フウカ、フウカ、今は諦める……でも私は貴方を離さない次もその次もずっとずっと…」マシュが影の元へと着く頃には影はその存在すらなかったかのように消えていった。その後鯖たちと魔力が繋がったことにほっとし、体に力が入らなかったのはあの黒い光に当たり魔力を無理やり消されたことと命、つまり寿命の少し抜き取られたからなのだとマシュが見立てた。寿命取るとかこっわ……なんてどこか現実味のない話を聞かされ恐怖を感じるがすぐにマシュが慌てたように影を倒せば取られたぶんは戻ってくるはずだとフォローを入れた「…先輩、今は少し休んでいてください私がここに居ますから」「うん…ごめんね」正直色々と限界で目は霞むし、頭もいつも以上に働かない。フウカはマシュの言葉に甘え意識を失った。

暗い暗い闇の中で誰かがフウカを呼ぶ。おいで、おいで、楽になるよ、そんな甘い言葉で。フウカは霧がかかったように働かない頭でそっちへ向かおうとして、足を止めた。だって自分の背後でピカピカと強い光が差し込むから。明るい所と暗い所。フウカはほぼ本能のように振り返るとその温かく眩しい光の方へと走った。目を開ければふたつの鋭い灰色の目と合う、あぁ私はこの目を知ってる…そう感じそこからどんどんと意識が覚醒する。あれ、もしかして、もしかしなくても推しさん…?推しさん!?「…フウカ」「ラクサス…?」「あぁ」「なん、え、どうしてここに」寝起きで全く頭が働かず混乱しまくるフウカにラクサスは少し口元を緩める。はぁ〜!その顔好き…!!「たまたま、初代の墓参りに来たんだよ。そしたらお前が倒れてた」「たまたま……」「…なんだよ」「いや、何でも」目をそらす目の前の推しにツンデレかよ〜ニマニマなんて思っていたフウカだったがここで自分の右手に違和感。なんか暖かい、なんか握られてる、目だけをそこに動かせば自分の手に重なる大きくてゴツゴツとしてそれでいて優しい手。もちろんその手の持ち主は一人しかいなくて、つまり自分は推しに手を、推しが自分の手を握ってくれているということで…いやなんで!?どうしてこうなってる!?推しとお手手握るとか心臓が死ぬんだが!?てか今うるさいくらい鳴ってるんですが!?ま、マシュ!マシュ助け…!この場にいるであろう大切な後輩へと目を向ければ当の本人は両手で口元を隠しキラキラと、それはもう星のようにキラキラとした目で見ているだけ。う〜んその姿も可愛い…じゃなくて!!!驚きでまたラクサスの方を見れば向こうとタイミングが合わさり視線が合う「ら、ラクサス?」「今から…今からお前を、ギルドをこんな目に合わせた奴等を倒しに行く、だからあんま無理すんな」自分の手を握る力が少し強くなるのを感じますます早くなる心臓、興奮と混乱が混ざりすぎて言葉に出来なくなったフウカは少しギクシャクはしていたものの何とか頷く。ラクサスは薄く笑うと手を離し最後に壊れ物を扱うみたいにあの時のように頬を撫で立ち上がる。そしてマシュに「あいつの事を頼む」なんて言いながら悪魔の心臓の船の方に向かっていった。ラクサスが去った後フウカはあの人サラッと、サラッとめちゃくちゃかっこいいことして行ったんだけど…!!!とラクサスが触れた自分の頬に手を重ね、どんどんと顔を赤くしていく。今はそんな状況ではないことなんて分かってはいるけれどもしょうがない。だって推しが自分に触れるなんてほんとやばいしかないもん。ひぇ〜…と漏らすフウカにマシュは嬉しそうに近づきさらにフウカを興奮と混乱の海に沈める。「ラクサスさん意識を失っていた先輩の事見つけた時凄く心配そうな顔をしていたんですよ」「しんぱい…」「それに目が覚めた時なんて心底ほっとしたような優しい表情をしてましたし、先輩のことが本当に大切なんですね!」「たいせつ…」キラキラニコニコと話すマシュにもうやめてくれ〜!とマシュの口元に両手を合わす。これ以上聞いたら取られた寿命の文を通り越してここで死ぬ未来しか見えない…。相変わらず顔を赤くし「むり…」「しんど…」「やばい…」と語彙力が失したフウカを見てマシュは笑みを深めた。
顔から赤みが引いた時には消された魔力分とまでは行かないものの回復したためまたナイチンゲールに再降臨して簡易スペースへと向かおうとし、マシュにもう1人でも大丈夫だよと言うがマシュはマシュでさっきまでのことがあったから食い下がるし、最終的に簡易スペース近くまで護衛的付き添いが着くことになった。
簡易スペースにいたのはナツたちを抜いてほとんどがそこに集まっていた。その中でリサーナは遅れて登場したフウカの姿に安堵し言葉をかける「フウカ!無事だったのね!」「うん、皆は…無事じゃない人が多いみたいだね。よっし気休め程度にしかならないかもだけど皆の怪我治すよ」「でも、フウカも魔力がもうないんじゃ…」心配そうな顔をするリサーナにこれ以上可愛い子を心配させたくないと「大丈夫!色々やって回復したから!」それこそ休憩(気絶)とか推しの顔みたりとかと力説のようなことをしたが「色々って何!?ほんとに無理ばっかりしないで!?」と思いっきり逆効果になるしそのやり取りを聞いて他のギルドメンバーも心配し始める始末。やっべ言葉選び間違えた。てへ〜なんて内心ふざけながら大丈夫大丈夫!とゴリ押し重傷者からスキル「鋼の看護」でそれぞれ傷を癒していく。「マカロフさん体大丈夫?」「あぁ、すまんな」「気にしないで〜。さて、これで一応手と脇腹の傷は小さくはなったと思うよ」「うむ確かに体が軽くなったのぉ」「おぉ、なら良かった」んふふと笑うフウカに未だリサーナとフリードは納得していない顔で後ろから睨んでくるが気付かないふりをする。だって推しでも流石に怖いもん。あと怒られたくない。そんな気持ちを察してかミラ達がフォローを入れてくれる「フウカがいてくれて良かったわ、ウェンディだけじゃ大変だったもの」「確かになぁ」なんて話をしてリサーナ達を落ち着かせてくれるのでありがとう!!!とめちゃくちゃ感謝した(あまり懲りてない)フウカだった。