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着いた先は平原。
だが。


『一面地雷原!!怒りのアフガンだ!!地雷の位置はよく見りゃわかる仕様になってんぞ!!目と足酷使しろ!!』

(なるほど、先頭ほど不利になる障害…)

「…エンターテイメントね」

なるべく地雷に気を付けながら走る。
その時だ。後ろから爆発音。

「退けェ!!」
「づっ!!」

爆豪だ。猛追してきたんだ。
先頭の轟を追い抜いていく。あいつすぐ顔の横で爆発起こしてきたな許さん。

「テメェ宣戦布告する相手を間違えてんじゃねえよ!!」
『ここで先頭が変わったーーー!!喜べマスメディア!!お前ら好みの展開だああ!!後続もスパートかけて来た!!!』

何だ。二人して、見えてないっての?

「私も忘れてもらっちゃ困んのよ!!」
「チッ、このロン毛…!!」
「くっ…!」

『ここで栂野も猛追ー!!だが引っ張り合いながらも…先頭3人がリードかぁあ!!!?」

3人徹底的に妨害し合いながらも走る。
暫くそうしてもつれ合っていると後方からとんでもない規模の大爆発が起きた。
耳を劈く程の爆発を無視できずに振り返る。

『後方で大爆発!!何だあの威力!?偶然か故意か―――A組緑谷爆風で猛追ーーー!!!?』
「そんなのアリ…?」

猛追してきた緑谷が追い抜いていく。
クソ追い抜かされた。足の引っ張り合いをしている場合じゃない。

轟が爆豪と零仔の妨害をやめて、追い抜く事に専念したのか足場に氷の道を作り始めた。
それに便乗し走り抜ける。

『元・先頭の三人、足の引っ張り合いを止め緑谷を追う!!共通の敵が現れれば人は争いをやめる!!争いはなくならないがな!!』
『何言ってんだお前』

これ相澤もいるな?無理矢理引っ張り出されたんだな可哀そうに。
空中で失速し始めた緑谷だが、持っていた板を地面に叩きつけてさらに地雷を爆発させ、前に出ていく。
あんにゃろう。

『緑谷間髪入れず後続妨害!!何と地雷原即クリア!!イレイザーヘッドお前のクラスすげえな!!どういう教育してんだ!!』
『俺は何もしてねえよ奴らが勝手に火ィ付け合ってんだろう』
『さァさァ序盤の展開から誰が予想できた!?』
『無視か』

コントかよ。
そうこうしている内にゴールが見える。
一位は緑谷だ。それに続いて轟、爆豪、そして零仔。

(4位…だけど悪い順位じゃない!轟君と爆豪君について行けただけでも大きな成果だ。それに殆ど個性使わなくても抜けられたのが大きい)

「疲れた…」

爆豪と轟は息も切れ切れだが、こちらはまだ余力はある。

(おじいちゃんの地獄の扱きのおかげね。ありがとうおじいちゃん)

順位は後で張り出される。
個性を使用しクールダウンするとしよう。


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