タイトルを考えるのが死ぬほど苦手
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2021/07/24
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ナミちゃんとロビンちゃんに恋愛相談をして、“相手が相手なんだから好きって言えば一発でしょ”だなんて元も子もないアドバイスをもらうだけに終わってしまった。恋愛相談室を開いて閉じるのに五秒もなかった。そして、元も子もないけれどそれが一番の答えだということも理解していて苦く笑う。私だってそれを一番に思い付いた。だけどそれができないから、どうにか他になにかないかと相談に行ったのに。
「どうしたの、レディ、悩みごと? おれでよければ相談に乗るよ?」
うんうん唸っていれば悩みのタネが自ら相談に乗ろうとしてくれる。そういう優しいところが好きだから困ってるんだよなあ、なんて誤魔化すようにへらりと笑った。
「サンジくんは告白されたらきっと断らないよね」
だから好きって言えば一発なのはわかってる。一番に思い付くくらいなんだもの。だけど女の人相手なら誰にだってそうなるのがわかってるから、一番の答えなのはわかっていても、一番したくないことで。だってそれは私のことを好きだから頷いてくれるわけじゃない。わがままな私はちゃんと私のことを好きで頷いてほしいし、誰にだって同じ好きなら、ごめんねと私のことを見て断られる方がよっぽどマシ。
「おれってそんな節操なしだと思われてるの?」
サンジくんの答えなんて分かりきっていたからリアクションも見ずにぐるぐると考え込んでいたのに、傷ついた声音にハッとする。言い方が悪かった、ごめんね、と顔を上げて視線を合わせれば困ったように眉尻を下げていてぎゅうと胸がつまる。
「ごめんね、そういうつもりじゃなくて……ええと、でもほら、もし私がサンジくんに告白したら断らないでしょ?」
じゃあどういうつもりだったの、なんて、サンジくんが好きだから勝手なことを考えただけの理不尽な考えを伝えられるわけもなくて思わずふざけてしまう。とんだ自意識過剰な女の台詞になってしまったけれど、サンジくんに関しては事実そうなのだから大丈夫。
「そりゃあもちろん!」
ほら。破顔してぶんぶん頭を縦に振って即答してくれるサンジくんに苦く笑う。サンジくんはこういう男の人。
「愛する人からの告白を断るバカがどこにいるの」
サンジくんの女性賛美は本当に大袈裟で、思わず笑ってしまう。こういう人を好きになってしまったのだから仕方のない悩み。諦めをつけてサンジくんを見上げる。
「世界のどこかにいるおれのことを好きなレディには申し訳ねェけど、おれは君以外からの告白はきちんと断るよ」
「え、?」
ばち、とあった視線が柔らかく溶けるように優しくて思わず狼狽える。
「まァまず君におれの愛を信じてもらえるように頑張るさ」
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