タイトルを考えるのが死ぬほど苦手
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これのサンジくん視点
2021/08/15
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レディの宝石のような瞳がおれの目を射抜いてぎゅっと心臓を掴まれた気持ちになる。いつも麗しいレディの瞳がどこか安堵に滲んだ気がして首を傾げるより先に邪魔な存在に気付く。なんだあの野郎。レディのこと口説いてんのか? 見る目があることは褒めてやるがレディが嫌がってることに気付かねェクソ野郎は早々にご退場願おう。瞬時にレディの前に立ちふさがればぽかんと間抜けにおれを見上げるから睨み付ける。身の程知らずなクソ野郎にさて何をお見舞いしようかと考えを巡らせた瞬間、ふにゅん、と柔らかな何かが腕に巻きついてきて固まる。
「ごめんなさい、彼氏がヤキモチを妬いてるからそろそろ失礼させてもらいますね。色々ご親切に観光できるところを教えてくれてありがとう」
昇天。
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「かれ、かれし、おれがれでぃの、かれ、」
ぽとぽとと垂れ落ちる液体を手で抑えながら譫言のように何度も呟く。意識が一瞬飛んだかと思ったけど、そんな勿体無いことをおれがするわけもなく。一歩一歩噛みしめながらしっかり記憶に焼き付けた。柔らかな体がおれの右半分にくっついている。かわいい。きっとこの世で一番かわいい生き物がおれにぴったりくっついている。
「……トラブルを避けるためのフリだよ?」
「ああいや、わかっ、わかっててもはかいりょくがすごくて、」
困ったように笑いながらおれを見つめる姿も愛らしい。どんどん血の気が失われていってかわいいことしかわからなくなっていく。レディの可愛さの前では頭が働かない。
「幸せすぎる……永遠に続いてくれ……」
「でも私はサンジくんのこと殺したくないから……」
「ウワァン!!」
この幸せが永遠に続くことを祈った瞬間、運命の女神様は無慈悲にもおれとレディを引き裂いた。無理。つらい。天国と地獄の落差が激しすぎる。ひぐひぐと泣き喚くおれのそばにしゃがんで背中をさすってくれるレディは優しい。優しいけど腕の温もりが懐かしい。どうして。レディに殺されるなら本望なのに。
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