タイトルを考えるのが死ぬほど苦手
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2021/08/27
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レディにあーん♡なんて言われてしまえばあーん♡と大きな口を開けるのが紳士のマナーってもんだ。それがたとえ、一口じゃたとえ収まらないような大きなスプーンにものすごくたくさんの料理が乗っかっていたとしても、だ。限界まで口を開いてぱくついた。目の前のレディは満足そうに目を細めている。もぐもぐ。かわいい。もぐもぐ。
「うふふ、これが見たかったの」
「んん?」
これ?と返したくても口の中には食材が空気の入るスペースなんてないほどみっちり詰まっていて、口を閉じたまま首を傾げながら音だけ発した。その間にももぐもぐと咀嚼はしているものの一向に口の中のものは減らない。レディどんだけあのスプーンに詰め込んだの?? にこにこ笑う様はとても可愛らしいけど、おれとしてはおれが食べてるところを見られるよりレディの食べてるところを見せてほしいな、なんて。
「かわいい」
心の中で思ったはずが一瞬口から溢れてたか? なんて思ったけど相変わらずもごもごと口の中にはたくさんの食材が詰め込まれたままで音を発せるはずもなく。ぷに、とその食材が片方に寄ってぎょっとする。レディの指が、おれの頬に、?
「サンジくんはいつもマナーがいいんだけど、たまに口いっぱいに食べてるときのほっぺたがかわいくて。急に見たくなっちゃったの」
ふふ、と楽しげに優しくつんつんしてくるレディの愛らしさに驚いて、ごきゅん、と食道に食材が全て押し流されてしまう。あ、と思ったのも束の間、いつの間に用意していたのかまたぱんぱんに乗せられたスプーンが目の前に差し出されていて瞬く。
「あーん、して?」
「仰せのままに!」
マナーが良いと褒められた、とか、おれが頬を膨らませている姿のどこがかわいいのか、なんて思考回路はレディのあーん、して?♡で全て吹っ飛んでしまってただ口をかぱりと開いた。
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