タイトルを考えるのが死ぬほど苦手
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2021/09/01
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サンジくんの髪の毛はふわふわくるくると肩口で踊っていてどこかの島で見た絵画の天使のようだなあなんて、空から戻ってきたばかりの姿に余計にそう思う。レディ、と私と目が合った瞬間にとろけんばかりの笑顔も眩しくて思わず目を細めた。
「お待たせ」
久々ののどかな島。買い出しを終えたら一緒に島を回ろうと自然と約束をしていた。出会ったばかりのサンジくんにはないスマートさがその伸びた髪の年月で培われていて、す、と腕まで自然に差し出している。そのほんの少し空いた腕の隙間に腕を組んで寄り添い歩くのももう数えきれないほど繰り返している。だけど今日はつい、サンジくんのくるくるうねる金色の髪に手を伸ばしてしまった。不思議そうに、だけど私の手を受け入れてくれるサンジくんに胸が暖かくなりながら口を開く。
「伸びたね」
「うん。レディの艶やかな髪とは到底比べもんにはなんねェけどさ。イイ男になったろ?」
低く甘い声でしっとりと自分で言うものだから、うふふ、と思わず笑ってしまう。ちぇー、と幼なげな反応をするサンジくんは笑ってしまったけど確かにイイ男で。
「あんまりイイ男になられちゃうと他の人に取られないか心配だなあ」
痛くないくらいにほんの少し引っ張って真っ直ぐにした金糸から手を離せば元の位置にくるんと丸まる。いつまで経っても色褪せないお月様の色をした髪の毛が愛おしくて今度こそ腕に腕を絡ませる。なにがツボにハマったのかわからないけど、ヴッかわいい、と呻いたサンジくんに声を出して笑って寄り添った。
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