タイトルを考えるのが死ぬほど苦手
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2021/06/01
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「空島にも行けたんだから、いつか月にも行ってみたい」
ぽつりと呟かれた言葉に目をぱちくりとさせた。あまりにも唐突なそれ。オールブルーの夢を語ってもこの船のやつらは決してそれを馬鹿にはしない。レディだっておれの夢を楽しみだねと肯定してくれた。なのにレディは自分の言ったことが恥ずかしくなってしまったのか途端に冗談にしてしまう雰囲気を醸し出してしまって、慌てて彼女の手と腰を取った。わ、と、可愛らしい悲鳴をあげるレディに柔らかな体を触れたことを喜んでる暇はない。レディが冗談にしてしまう前に、たん、と宙を蹴り上げる。
どんどん甲板が遠ざかることに驚いたのかキュッとおれにしがみつく姿は大変愛らしい。別にレディが抱きつかなくたって絶対に落としたりはしないけれど、役得だからそのままにする。
「今はまだおれの足じゃ月には届かないかもしれないけど、それでも行けるところまではおれが連れて行くから」
きょとん、と見上げられて微笑む。
「レディの行きたいところはおれがどこまでだってお付き合いさせて」
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