タイトルを考えるのが死ぬほど苦手
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2021/11/14
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「"恋はいつでもハリケーン"なんだって」
知ってた?と楽しそうに笑うレディに目をハートにしている自覚がありつつこくこくと何度も頷く。そう、例えば今だって! くるりんと回ってレディに傅こうとして中途半端な体勢のまま固まる。まさか。そんな。わざわざその言葉を持ち出すということは、レディは今まさにハリケーン状態になっているということだろうか。いやそんな。そんなばかな。どこのクソ野郎だ。ここ最近のレディに近付いた不届き者を頭の中でピックアップする。あいつか、そいつか、まさかこの船の中の誰かか、
「サンジくんにぴったりの言葉だよね」
「おれ?」
レディの口から次に紡がれるだろう憎き野郎の名前はなんだと警戒に警戒を重ねていたにも関わらず、呼ばれたのはおれで、思わず間抜けな声が出た。おれ? いやそりゃまあおれはいつだってレディに恋しレディを愛すラブコックだけれども。
「サンジくんは台風の目のような人だから」
「んん?」
にこにこ笑うレディは愛らしいけれど、意味はわからないままで首を傾げる。
「台風の目は穏やかだから、つい油断しちゃった」
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