タイトルを考えるのが死ぬほど苦手
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2021/11/18
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「愛の島、なんだって」
楽しそうに笑うレディはさながら慈愛の女神のようで目が眩む。今日はおれが船番。島を巡れなかったおれのためにこの島の伝統やら特産品やらの情報を一足先に入手したレディが一生懸命おれに教えてくれている。おれのためだけのふたりきりの愛のレッスンに体がとろとろになってしまいそうになるのをどうにか堪えながら、うんうんとレディが紡ぐお言葉を一字一句体と心に刻み付ける。
「サンジくんにぴったりの島だよ」
「おれより愛の女神たるレディにこそふさわしい島だと思うな」
レディから聞いた幸せいっぱいの島の情報に思わず口を挟んでしまってへらりと笑った。驚いたように目を瞬かせてきょとんとする姿は可愛らしいけど、口を挟んでしまったことを反省してどうフォローしようかと頭を巡らせる。
「サンジくん、明日ひま?」
「えっ? ええと、うん、」
ぐるぐる考えているおれに唐突に変わった話題に一瞬詰まってしまったけど慌てて頷く。ログが貯まるまでまだ日数があるから食糧の買い出しもまだ余裕があるし、明日は特に何もない。もし仮にあったとしてももちろんレディが最優先事項だけど。
「愛の島にお似合いな者同士でデートしよ?」
「えっ? あっ? デッ……する!!」
かっこわるいにも程がある前のめりで食いつきが良すぎるおれの返事にも引かずに優しく微笑んでくれるから、やっぱり愛の言葉がふさわしいのはレディの方だ。
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