タイトルを考えるのが死ぬほど苦手
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2021/11/18
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「愛の島?」
「そうよ」
「確かにみんな幸せそう」
錨を下ろして停泊するのを待ちきれずに飛んでいったルフィをふたりでくすくす笑いながら見つめて、この島について本で仕入れた情報を軽く説明をした。愛の島。私には似合わない島。この一味に受け入れてもらえて幸せを甘受できているけど、やっぱりまだ、一味以外の光の当たる場所は眩しくて、足が遠のいてしまう。調べた結果、至る所に愛が溢れるこの島には足を下ろす勇気が出ないから私が船番をしようと思った。私の言葉を聞いて不思議そうに首を傾げて、船縁に手をついて身を乗り出しながら島を、島を行き交う人々を眺める横顔を眺めて頬が緩む。私と違ってこの一味は海賊のくせに愛に溢れていて、愛の島が似合いすぎている。振り返ってぱちんと合った目が三日月型に細まって瞬く。がたん、と一度大きく揺れる音とフランキーのスーパーな掛け声に、船がしっかり島に止まったことがわかる。だから、少し油断していた。
「負けてらんないね! 私たちの愛も見せつけなくっちゃ! ほら、ロビンちゃん、行こう!」
私の手を躊躇うことなくしっかり掴んで走り出した背中。船番は任せてくださいねヨホホホと笑うブルックの声が私の背中にぶつかって、私の手をしっかり掴んで離さない温かな手の持ち主が行ってきますと元気に返す。まだ島に降り立ってもいないのに、既に体の中から愛で満たされて零れ落ちてしまいそう。
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