タイトルを考えるのが死ぬほど苦手
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2021/12/23
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「ハートの海賊団ってほんとキャプテンらしい名前だなあ」
「あ?」
「ドライだなんて言っておきながら私たちにいつも甘々だもん、ハートがとってもお似合い」
にこにこ、というよりにやにや笑って自意識過剰なことをのたまう姿に呆れてため息を吐きたくてもつけないのは、今現在おれの手はにやにや笑うこのクルーを縛っている縄を解いている最中で、どう誤魔化そうが言い訳にもならないことがわかっているから。黙り込んだまま複雑に縛られていたそれを解けば海賊にしては綺麗な肌に赤く縄の痕が残っていて、こんな目に合わせた奴らをもう少し痛めつけておけばよかったと後悔する。ばらばらにして置いておいたからまだそこらをうじゃうじゃと這い回ることしかできていないだろうしあとで探してもう少し細切れにしてやろう。
「ドジっちゃってごめんね、キャプテン。キャプテンの言う通りちゃんとつなぎから着替えて変装してたのにどうしてバレちゃったんだろ」
普通の女の格好をしたまま不思議そうに首を傾げて悩む姿に、今度こそため息を吐く。Wあんたんとこのクルーだって知らなかったんだ!W切り刻む前に何人かが祈るように叫んでいたが、ハートの海賊団の一員だと知っていたとしても、知らなかったとしても結果として手を出した時点で理由なんて関係ない。が、このクルーはわかっているんだろうか。海賊だから拉致られたわけじゃない。お前が女だから。悪戯に驚かせたくはないが、だが何一つ理解せずのほほんと不思議そうに首を傾けるだけの姿に少しはビビらせた方が警戒心も増えていいんだろうかと額を手のひらで押さえて考える。
「ハートの海賊団らしさが滲み出ちゃってたのかなあ」
へへへ、とそれはそれは嬉しそうに笑う姿に呆れてため息すら彼方へ消えた。
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