タイトルを考えるのが死ぬほど苦手
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2021/12/31
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「ガルチュ〜♡♡♡」
至る所で奇跡の呪文を唱えて楽しそうなサンジくんにくすくす笑う。男の人たちからのガルチューは全力で避けている姿も面白くて飽きずに見ていられる。すれ違ったサンジくんに挨拶のガルチューをしようとして素気無くされてしまって心なしか耳と尻尾が垂れ下がっているペドロが私の隣へそっと座ったのを見て視線を合わせた。
「サンジはなんというか……差がすごいな」
「うふふ、かわいいでしょ?」
僅かに寂しげに呟かれた言葉に返せば困ったように首をかしげられて私もつられる。可愛いのに。
「ゆガラたちは恥ずかしがり屋が多いのだな」
そうかな、と首を傾げようとしてブルックは熱烈な歓迎に逃げ惑って悲鳴をあげているし、ナミちゃんもほんの少し照れてはにかんでいたりするし、そう思われても仕方ない気がして笑う。
「ゆガラはガルチューしても大丈夫だろうか」
挨拶だから何も聞かずにするのが普通だろうに、ついさっきサンジくんに男はいいんだよと全力で拒否られたからか尻尾と耳をしょんぼりさせながらお伺いを立ててくるペドロ。私よりよっぽど大きな男の人なのに愛らしい小動物を目にした時のようなときめきに思わず胸をおさえて呻いた。そんな私を見て、やはり駄目だろうか、と肩を落としたペドロに立ち上がってバッと腕を広げる。不思議そうに私を見上げていたペドロだけど、何度か瞬きを繰り返す間に私の意図に気付いたのか垂れ下がっていた尻尾がぴんと立ち上がる。その瞬間ペドロに飛び付いた。目をまんまるく見開いて驚いていたけど倒れることもなく簡単に抱き止めてくれたペドロに、ガルチュー、と呪文を囁けば、嬉しさを詰め込んだ優しくて甘い声がガルチュー、と返してくれてぎゅうぎゅうと抱きしめあった。
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