タイトルを考えるのが死ぬほど苦手

 
2021/06/21


「……似合わない?」

 あまりにも私がじっと見つめるからかとうとう根を上げてしまったサンジくんが眼鏡に手をかけてそっと呟いて頬を緩める。

「似合うよ。かっこいい」

 へへへ、と照れながら笑うサンジくんはダンディーな紳士のようにセルフイメージしてるんだろうけど、そういうはにかんだ笑い方がとても可愛らしくて困ってしまう。かわいい、って伝えてみたいけど、言ったらしばらくその眼鏡姿見られなくなりそうだから我慢する。
 丸くて金色の頭をじっと眺める。飽きないなあ。私がじっと見つめるだけでころころと表情を変える姿は満ち欠けを繰り返す月のよう。今日の天気は曇っていて月が見えないけど、うちはいつだって綺麗で可愛くてかっこいい月が見放題。お得。

「眼鏡してるサンジくん、好きだな」
「ぷぇっ」

 不思議な声を出して狼狽する姿がまた可愛い。