タイトルを考えるのが死ぬほど苦手
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2021/06/22
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「クロコダイルさんって恋、したことありますか」
情緒死んでそう、と死ぬことを恐れない女が笑って放った言葉に呆れや怒りを通り越してもはや笑ってしまう。
おれの横でそうやって機嫌良く酒を飲めていること。失礼極まりない言葉を音にできていること。そういったことを諸々考えようという気にはならないのだろうか。ならないからお嬢さんは機嫌良くこんな馬鹿げたことを聞けるんだろうが。
「クロコダイルさんも恋すれば世界がきらめいて見えますよ」
楽しいですよ、きっと、と楽しげに笑う無責任な姿に眉を顰めた。
「お嬢さんのする恋は楽しいことばかりなようで羨ましいなァ」
皮肉を込めて笑ったのに、はい、と屈託なく笑われて不発する。
「だから私、今とっても楽しいんです!」
不発した皮肉に舌打ちしようとした瞬間、追撃された言葉に脳も身体も硬直した。
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