タイトルを考えるのが死ぬほど苦手

 
2024/05/12 スモーカー
じりじりと焼け焦げる・火に飛び込む虫のように・蔑まれてもいい、好きだと言わせて
※ボツ


「ねえねえ、私もお嬢さんって言われたい」
「………………自分からガキ扱いされたいなんざ珍しい女だな」
「子ども扱いじゃなくてレディ扱いがされたいの。ねえねえ、私にもおいとかお前じゃなくてお嬢さんって言ってよ」

 呆れて無視をすればおれの軍服を遠慮なしに引っ掴んで揺さぶりながら尚もねだり続ける女にため息をつく。お前の言うレディとやらはこんな駄々の捏ね方しねェだろ。お願いお願いと何度も揺さぶる手が鬱陶しくて煙になって逃げる。わ、と悲鳴をあげておれの体をすり抜けて反対側に行ったのを横目で見てため息をついた。体を戻した瞬間、懲りずに反対側の服を掴んでねえねえと甘える声にひくつくこめかみを抑えて舌打ちをする。

「しつこい」
「一言言うだけじゃん、そんなに拒否るスモーカーくんの方がおかしい」

 もう一度体をすり抜けさせてやろうかと考えて首を振る。このしつこさからはその程度じゃ逃げられない。こうなったら我慢くらべだ。

「ガキに言うことだろ。大人のお前に言う言葉じゃねェ」

 今のお前の駄々の捏ね方はガキもびっくりするだろうが。なんだその膨れっ面。

「おーねーがーいー」
「いやだ」

 なんで好きな女をガキ扱いしなきゃなんねェんだ。