タイトルを考えるのが死ぬほど苦手
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2024/08/20 ロー
悲しみの向こう側にあるもの・額を胸に押し当てる・ふたりぼっちな幸せ
※夢主がひどいこといっぱい言ってる
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「誰彼構わずがるちゅーをするな」
「ここの文化が根付くほど私たちをほったらかしにしたせいでしょ」
ごめんなさいキャプテン、とすぐに謝られるとばかり思っていたせいで返ってきた刺々しい言葉に固まる。ほったらかしにしたわけじゃない。危ないから、お前たちを危険な目に遭わせたくないから、だから、……結果的に、おれの知らない間に危険な目に遭っていたことに胸が痛んだが、それを知っていてもドフラミンゴの近くへ連れて行くより置いていく選択肢を取ることはきっと変わらなかった。そんな強い決意のもとに置いていったはずなのに、クルーからの刺々しい言葉を跳ね除けられずに固まってしまう体たらくに訳がわからなくなる。この選択は正解だった、はずだ。なのに、守ったはずのクルーから恨みがましい目付きで睨まれて目が泳ぐ。おれが正しいはずなのに、押し負けている。
ふん、と顔を背けられて思わず手が動いたのは正解だった。顔どころか踵を返しておれから去ろうとしていた女の手首を引っ掴んでしまったせいで、勢い余って懐へ引き寄せてしまう。自分でしたことの結果なのに驚いて体を固くした瞬間、胸元を突っぱねられて距離を取られて目を丸くする。あからさまな拒絶に本当ならすぐに離すはずだった手の力が籠って眉を顰められてしまった。眉を顰めたいのはおれの方だ。
「なんで逃げようとするんだ」
「知らない。キャプテンが私たちを置いて行ったんでしょ」
ミンク族とは嬉しそうに頬を緩めて擦り寄る女の眉間の皺がぐっと深まって言葉でも拒絶される。置いていったのは、お前たちを守りたかったからだ。おれの事情に、大事なお前たちを巻き込みたくなかったから。
「キャプテンは置いていかれる側の気持ちを知ってるくせに」
刺々しかった言葉がじわりと滲んで固まる。
「私たちがどんな気持ちでいたか、キャプテンは知ってるくせに」
どん、と胸を叩かれて、普段ならびくともしないそれにたたらを踏む。知ってるくせに、と殴られて、くっつけたばかりの腕が痛んで息を詰めた。そうだ、嘘をつかれて、宝箱にしまわれて、そこから出ようと叩いた手の痛みをおれは知っている。ぼと、と音がして地面に水滴が落ちたのに気付いて息を呑む。絶え間なく落ちる水の音に力が抜けて掴んだ手首が逃げるのを止められなかった。
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