タイトルを考えるのが死ぬほど苦手

 
2024/11/29 ゾロ
お日様の匂い・それでも会えてよかった・一緒でいい、一緒がいい


「ゔっ」
「うわ失礼」

 暖かい日差しに気持ちよく微睡んでいたのに唐突に腹に衝撃が走って呻く。

「普段あんなにトレーニングしてるのに」
「……寝てる無防備な腹に全力で頭ぶつけてくる敵なんざいねェからな」

 久方振りに感じる痛みに薄目で確認したら腹に女が頭を乗せていて呆れてため息をつく。すごい勢いで乗っかったお前の頭も揺れただろ、痛くねェのか。ひひ、といたずらに笑いながらおれを見てるから煽れるくらいには痛くなかったらしい。普段こんなに引っ付いてこない女に不思議に思ってなんなんだよと呟けばおれの腹側に顔を埋めてくるから体が強張る。なんなんだお前距離感おかしいぞ。止めようにも女の後頭部を引っ掴むなんてことできなくて慌てながらも見守ることしかできないおれに、ふふふと笑い声が腹巻き越しに伝わってかちこちに固まる。やめろまじでなんなんだお前。腹巻きに埋めていた顔をあげて満足げに笑う目とばっちり視界が絡んで変な汗が背中に滲むのを自覚する。

「な、んなんだよ」

 声がひっくり返ったのにも気付かないくらい満足そうな女がまた頬をぺったり引っ付けておれに笑いかけてくるから喉が変な音を立てる。

「ゾロ、おひさまのにおい」

 お風呂にも入って、洗濯もしたの?と無邪気に笑う姿にどっと心臓が跳ねて、口から言葉が勝手に滑り落ちる。気まぐれなんか起こすんじゃなかった。

「もう二度と自分から風呂には入らねェ」
「?! なんで?!」