タイトルを考えるのが死ぬほど苦手

 
2025/01/02 ロー
逃げ出す道すら崩れ落ちて・ぬるくなるミルク・泣かないで、愛しい人
※ボツ
※なんでも許せる人向け


「本当にもう私たちおしまいなの……?」

 無口なおれといても楽しくないだろうにさっきまで麦わらの一味らしく挫けず笑いかけてきていた女が急にぼろぼろと涙を流しながら聞かれた言葉に狼狽える。まるで別れ話の始まりかのようなそれに頭が混乱しながらも涙に震えるせいで手元に集中できていないからと飲み物を取り上げて避難させた。別れ話のはずがない。だって、付き合ってない。おれが勝手に好いていただけだ。好いているくせに、目的を果たそうとそれだけを見据えてきたおれに唐突に降って湧いた自由な時間と感情を持て余して好いた女に対する態度が悪いおれに告白なんてとてもできるわけがない。だから付き合っていない、はずなのに、言われた言葉は付き合ってもいないのに別れ話のようで、

「あんなに、いっしょにいたのに、なんでお別れしなくちゃいけないの、?」

 おれたち付き合ってたのか? いつの間に?

「ロー、私のこときらい?」
「そんなわけがない」

 おかしなこと続きの言葉に狼狽えていたがその言葉だけは反射で否定する。それだけは自信を持って言える。

「わた、私もローのこと、だいすきだよ、なんでお別れしなくちゃいけないの?」

 しなくていいだろそれは。でもおれたちどうやって付き合ったんだ。付き合っていないはずなのに、別れ話をされてて、なぜかおれが縋られている。逆ならまだわかるのに、なぜかおれが。さっきまで飲んでいた酒の度数を思い返して、今更ながらに夢なのかと疑う。いや、夢だとしたら好いた女を泣かせるようなことはしないはずだ。じゃあ付き合ってもいないのに別れ話をされている今この瞬間はやっぱり現実のはずで混乱が止まらない。

「な、泣くな」
「ずっと友達でいようよ、」

 ぽろ、と一際大きな涙の粒が溢れるのと同時に放たれた言葉に眉を顰める。別れ話じゃない。当たり前だ。付き合ってねェ。くそ、酔いが回ってた。

「同盟はオトモダチなんかじゃねェって一体いつになったらてめェらは学ぶんだこの馬鹿」