タイトルを考えるのが死ぬほど苦手
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2025/04/03 ゾロ
涙は宝石にならない・過去を塗り替える・解けたリボン
※あんまり幸せじゃない
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「言っておくがおれは別れたつもりはねェぞ」
ふてぶてしく鼻を鳴らして堂々と仁王立ちで私の前に立ちはだかる元彼に気まずさから苦く笑う。
「私は別れたつもりだよ」
「おれがいつ了承した」
「別れ話に了承とかいらないでしょ」
契約のように書類が必要なわけでもないし。始まりが突然なんだから、終わりだって突然。私たちが二年間離れ離れになった時のように。あの時、終わったと思った。結果的にみんな生きてて、強くなって、変わったけど変わらないみんなと再会できて嬉しかった。でもそれは、仲間として。恋人としてあんな気持ちになるのは一度として耐えられないと身に沁みて理解した。ゾロが他の人を好きになったりして恋人関係が終わるだけならまだいい。でもゾロは、世界一を目指してるから。ずっとずっと、あんな気持ちを背負わなくちゃいけない。私には死と背中合わせの男の人と付き合う覚悟が足りなかった。
「おれのこと嫌いになったのか」
そうだよ、と嘘でも言えたらよかったのに。嫌いになれたらよかったのに。好きだから別れたいなんて、自分でも馬鹿みたいだってわかってる。ゾロがこんな言い訳じゃ納得してくれないのもわかってる。だけど、耐えられない。
「絶対に別れてやんねェからな」
ひとつしかない目が、私を睨みつけて目を逸らす。ゾロが減っていく姿を仲間としては応援できても、恋人としてはつらくて見ることができなかった。
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