タイトルを考えるのが死ぬほど苦手
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2025/08/05 ロビン
誘う術を教えて・禁じられれば禁じられるほど・ふたりぼっちな幸せ
※ボツ
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「飲みすぎよ、そんなに飲んだら悪い男に遊ばれてしまうわ。もちろんそんなことさせないけれど、加減を覚えてちょうだい」
薔薇色に頬を染めて可愛らしい目で私をうっとりと見上げる子のお酒を取り上げる。悲しそうにまつげを震わせて私の手に渡ったお酒を見るから、悪いことをしてしまったようで胸が痛む。それでもこれ以上無防備な姿になられてしまうと、この野蛮な男たちだらけの酒場のいい鴨になってしまう。それだけは絶対に阻止しなければと心を鬼にして彼女を叱った。それで嫌われたって構わない、私に居場所をくれた人たちのことだけは嫌われたって守り通す。
「飲んでても飲んでなくても関係ないよ、ロビンちゃんの方こそ気をつけて」
私の手に移動したお酒を悲しげに見つめ続けた上で叱ったから泣かせると思ったのに、そんなになっても私を心配してくれる優しさに私の方が泣いてしまいそうになる。
「私は平気よ」
今までだって自分の身は守れてきた。それをこれからも同じようにすればいいだけ。
「今だって悪い人に狙われてるのに?」
私を守ろうとする忠告の言葉が嬉しい。周囲が女だけで飲んでいる私たちを見定めているのはわかっている。だけどあからさまに警戒心を出して刺々しい空気を出す私より、何もかも受け止めてくれるような優しげな隙を見せるあなたの方が悪い人間にとっては狙いやすい鴨でしかない。
「私を狙っている男より、あなたを狙っている男の方が多いのよ。あなたが受け入れてくれそうだから」
不思議そうに首を傾げるから歯痒くなる。あなたはそんなに馬鹿じゃないでしょう。
「悪い男だけじゃなくて悪い女にも気を付けないと」
笑いながら紡がれた言葉に眉を顰めた。今この酒場にいるのは男だけよ。今この場にいる人間の把握すらできないほど酔いが回っていることに不安になる。
「今警戒すべきは男だけよ。ゾロを呼んでるから、一緒に帰りましょうね」
早々に花を咲かせて、迷子のゾロを見つけて道案内していてよかった。私たちだけで逃げることだってできるけれど、ゾロを呼んだ方が面倒なく立ち去れる。
「……うーん、ロビンちゃん、今まで女の人からは口説かれなかったの?」
「え?」
「……それか、……女の人はどうしたって対象外?」
それなら仕方ないけど、と肩をすくめて笑う子が、知らない人のように見えて思わずほんの少し距離を離してしまう。どうしてそんなことをしたのか自分でもわからない。ただ、体が勝手に動いた。目の前の愛しい子が私を傷付けるかもしれないなんて、そんなあり得ないことを考えて。
「ゾロのこと迷子にするか、このまま迎えにきてもらうかはロビンちゃんに任せるよ」
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