タイトルを考えるのが死ぬほど苦手

 
2025/09/22 ゾロ
誰のものでもない・風に舞い踊る髪・絶望が世界を覆い尽くしても


「ガルチュー、ゾロはどう思う?」
「どうって、あいつらの挨拶だろ」

 何を聞かれてるのかがわからなくてただ事実だけを返すことになったし、案の定答えになっていなかったのかうんうんと悩む姿に眉を顰める。

「お前も楽しそうに受け入れてただろ」
「みんなふかふかのもふもふだから気持ちよくて」

 感触を思い出したのか顰めていた眉がほどかれて柔らかく笑いながら照れる姿にほっとする。結局さっきの質問にどう答えればよかったかの正解はわからなかったが、笑ってくれたならそれでいい。

「人間同士はしちゃだめなのかな?」
「エロコックに変なことでも言われたのか、あいつには下心しかねェからやめとけ」

 なるほど合点がいって眉を顰めて即答した。のに、おれの返事がまたお気に召さなかったのか困ったように笑われて眉間の皺が濃くなる。なんだよ、したかったのか? それならおれになんか聞かずに迫られた時に受け入れときゃよかっただろ。そうじゃないなら断って正解だし、困るようなことなんか何一つないだろうが。なんで残念そうに笑うんだ。

「そっか、人間同士だと下心があるように思えちゃうのか」
「そりゃそうだろ」

 ミンク族と散々ガルチューとやらをしたせいで判断が鈍ったのを恥いるように笑う姿に何度でも一度頷く。きちんと軌道修正しておかないと餌食になってしまうかもしれないところだった。

「……ゾロともガルチューしたかったな、」
「あ……?」

 おれに聞かせるつもりはなかったんだろう小さな声で紡がれた言葉に固まる。……待て、人間同士って、おれとお前のことだったのか? 先に言えよ。そうすれば、……そう考えて体だけじゃなく思考回路も固まる。そうすれば、なんだよ。どうしたって手遅れなんだから、もう何も考えなくていいだろ。くそ。先に言っててくれれば、お前に触れられたのに。今さらもう遅い。