タイトルを考えるのが死ぬほど苦手
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2025/12/21 サンドロック ローガン
※ノットビルダー世界線
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「どうして?」
好きだ、の返事が、肯定や否定じゃなくどうしての疑問になるとは思わなくて言葉に詰まる。すんなりいけるとは思ってない。だからアンディやハルに相談して、シミュレーションを何度も繰り返して綿密な計画を立てて告白した。サンドロックに混乱しか生めなかった言葉が上手くないオレだからこそ、あんなにたくさんの特訓を重ねたのに全てをひっくり返される言葉に戸惑うことしかできない。
「ど、……あんたのことが好きだからだ」
どうして、と言われればそう返すことしかできない。
「私は何もしてないのに」
「……あんたは何もしてなくても魅力的だからな」
微笑まれただけで許された気持ちになったオレが悪い。
「そ、……ういうことじゃなくて、……エルシーみたいに潔白を信じることも、ビルダーみたいに動くこともしなかった私をどうして好きになるの」
どうして、の意味をようやく理解して見当違いに口説きを重ねたことを恥ずかしく思いながら動揺する。そんなこと聞かれると思ってなかった。
「そもそも潔白じゃないし、親父ですら罠にかかった相手に立ち向かおうとするのはやめてほしい」
サンドロックで生まれ育っていないビルダーだからこそ偏見もなく冷静に見極められたのと一人で遺跡探索に行ける強さがあるからなんとかなっただけで、民兵団でもなんでもないただの一般市民が動き回ったら跡形もなく消されてた。想像だけでも恐ろしいストーリーに思わず目の前の好きな人がきちんと存在しているか確認したくなって触れたくなる気持ちをグッと抑える。
「潔白だよ、ローガンは」
「潔白じゃない。…………全くここに住んでる全員、法律をなんだと思ってるんだ?」
複雑な気持ちになりつつ話題が逸れそうになっていることに気付いて眉を顰めた。
「…………オレが好きだと言うのは迷惑か?」
無理矢理話を戻してじっと見つめた瞬間、話は戻せても視線は逸らされて俯かれる。
「……私より、エルシーや、ビルダーの方がお似合いだよ」
「あんたは似合うかどうかを考えてから人を愛するのか?」
跪いて顔を覗き込む。ぎゅ、と目を瞑ってオレから逃げようとするから思わず笑いそうになる。だって、優しすぎる。オレがダメならそう言えばいいだけなのに、あんたが気にしてるのはそこじゃない。とことん優しすぎるせいで付け入る隙がそこかしこにあった。色々と吹っ切れたオレはもう後戻りするつもりはないし、オレのことを嫌いだとはっきり言わない限り都合良く考える。オレのためを思っているようなことばかり言うなら、一番のオレのためになることは、うん、の肯定を言えばいい。
「サンドロックをめちゃくちゃにしたオレが嫌いか?」
「めちゃくちゃになんてしてない! ローガンは、サンドロックを助けてくれた人でしょ」
どうしてそんなことを言うの、と閉じていた目を開いてオレを慰めようとする姿を見てやっぱり確信する。オレのことが憎くて嫌いなら諦める他ないが、そうじゃないなら踏み込んだっていいだろう。
「オレを嫌いだって言うなら諦める、が、……そうじゃないなら……オレのしつこさはサンドロックの住人なら知ってるだろう?」
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