タイトルを考えるのが死ぬほど苦手
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2026/02/28 ロー
言葉にも声にも出来ない・夢でなら逢える・君の手の大きさに慣れた私の手
※ボツ
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「八つ当たりが酷いんでキャプテンにも構ってもらっていいですか?」
「?」
頭にペンギンを乗せたペンギンさんと目が合うなり挨拶もそこそこに投げつけられた言葉に首を傾げる。八つ当たり? ローが? それ自体も不思議な出来事だなあと思うけど、どうして私が不機嫌らしいローの機嫌を宥めないといけないんだろう。他船のキャプテンの宥め方なんてわからないんだけど。ルフィならお肉とか冒険のかけらとかを渡せばイチコロだけど、うーん?
「何してる」
「ワッ何もしてませんよキャプテン!!」
背後からいつもより低い声が聞こえたかと思ったら目の前のペンギンさんが飛び跳ねて逃げていってその俊敏さに思わず感心する。一瞬で豆粒みたいになったペンギンさんを見失って、振り向けばペンギンさんに聞いた通りどこか不機嫌そうに私を睨みつけてくるローがいて首を傾げた。
「なんでそんなに機嫌悪いの?」
「どうしてすぐに振り向かねェ」
被った言葉に一瞬驚いて、遅れて脳が言葉を読み込む。どうしてすぐに振り向かねェ?って言われた?
「ペンギンが好きなのか」
ぺたぺた歩くペンギンが頭の中を散歩して、あ、さっき一瞬で豆粒になって消えた人間の方のペンギンさんのことかと納得して頷いた瞬間、空気が冷えて固まる。あっ違う。いや違くはないけどそこで頷いたら変な感じになるのは当然で慌てて首を振る。
「違う違う、好きだけどそういう好きじゃないよ、他の船のクルーとらないよ!」
「………………へえ」
「信じてない?! なんで?! ていうかあんま喋ったことないよ!」
「話す話さないが好き嫌いを分けるわけじゃねェだろ。世の中には一目惚れっつーもんがある」
「そうだけど! ペンギンさんに関しては顔見えないじゃん! 私ペンギンさんの顔知らないよ?!」
「……それはそうだな。まあでも、なんとなく好きとかそういうのもあるだろ」
それもそうだけども。なんで私今ローと恋バナみたいなことしてんだろ、と遠い目になりそうになるのを堪えて誤解を解く。
「………………じゃあお前は誰が好きなんだ」
「え? 別に、今はそういうの興味ないかな」
うーん、と考えてから紡いだ言葉に不機嫌そうに鼻を鳴らしたローが踵を返してしまって、一人取り残された。なんだったの。
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