タイトルを考えるのが死ぬほど苦手

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2026/03/28 ロビン
この先に何もないと知っている・合わせたてのひら・手招きする指の美しさ
※これの続き?
※ネトフリに夢中

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「あなたばかりずるいわ」
「……ぇ、な、なにが?」
「私もあなたに誘惑されたいの」

 あなたを誘惑するのは楽しい。可愛い表情がさらに可愛く熟れるから。誘惑して真っ赤に熟れる姿に勝手に誘惑されてはいるけれど、あなたから自主的に、誘惑しようと思って誘惑されてみたい。

「私のこと、誘惑して?」
「どどどど、どうやって」

 困惑に揺れる瞳が愛らしい。それにだって誘惑される。けれどそうじゃない。あなたが考える誘惑を、私に見せてほしかった。

「あなたが考えて」

 そんなこと言われても、と揺れる瞳を間近で見つめる。何をしても愛らしくて、誘惑される。あなた自体が甘い罠のよう。

「………………言うこと、聞いてくれたら、ちゅー、してあげる……とか?」
「……あなたが思うハニートラップはそれ?」

 一生懸命考えた末の言葉はあまりにも無垢で愛おしい。ちゅー、だなんて。きっと、そのキスだって唇じゃなく、頬。小さな子だってもう少し進んでいる。あまりにも無垢で純粋なハニートラップに思わず頬を緩めて、更に距離を近付ける。少しでも動いたら、唇と唇が触れ合う距離。

「ちゅー、してくれるの?」

 彼女の言葉を倣って、けれど彼女の思っていただろうものとは違う匂いをさせて復唱する。ようやく唇のことに思い至ったのか、燃えてしまいそうなほど真っ赤になった彼女に微笑む。

「なんでも言うこと聞くわ。ちゅー、されたいもの」

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