タイトルを考えるのが死ぬほど苦手
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2026/04/07 スモーカー
髪に鼻先を埋めた・誰にも奪わせない・泣かないで、愛しい人
※ネトフリに引っ張られてる
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「好きだ」
抱きしめられながら紡がれる何度目になるかわからない甘い言葉に、えへへ、と照れてしまいながらそっと背中に手を回した。
「私も好き、……だけど、」
「……あ゛ァ? “だけど”? なんだ? 浮気か? 飽きたか?」
「うぐ」
途端にぎゅっと骨が軋みそうなほどに強く抱きしめられながら詰問されて、答えたいのに肺の中の空気が全部押し出されるような感覚に言葉を紡げない。ぺちぺちと背中を叩いてようやくそのことに気付いてくれたのかほんの少し力を緩めてくれて安心した。死ぬかと思った。私の言葉選びが悪かったのは申し訳ないけど、その前に全力で嬉しそうに照れながら背中に腕を回したことも前提に踏まえて愛で締め殺そうとするのはもうちょっと待って欲しかった。
「……悪い。……だが、“だけど”とか言うお前も悪い」
「ごめんごめん」
「……好きなんだ、……おれのこと振り回すのはやめてくれ」
「振り回されてるのは私だよ……スモーカーくんが、そんなに好き好き言うタイプだと思わなくて、照れちゃうなってことを言いたかったの」
今度は肩を掴んで引き剥がされてじっと私の目を見つめてくるスモーカーくんに小さく笑う。まるで海賊の嘘を見破ろうとしているみたいな鋭い目つきに笑いながら、近い距離にあるスモーカーくんのその目尻にちょんっとキスした。
「……誤魔化してんじゃねェぞ」
「誤魔化してないよ。可愛いなって思って愛が溢れちゃった」
「………………そんなんでキスしていいならお前は息ができなくなる」
「……そういうのがちょっと照れちゃうなって言いたかっただけだよ」
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