タイトルを考えるのが死ぬほど苦手
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2022/05/16
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「ロビンちゃん避けて!」
「あら、」
ルフィのゴムで飛ばされるのはいつものことだけど、船番でちょうど太陽の下で読書をしていたロビンちゃんの方へ投げ飛ばされてしまうのは初めてで慌てて叫ぶ。つばの広い帽子から顔を覗かせたロビンちゃんが珍しく目を丸くして驚いていて、とにかくロビンちゃんが怪我をしないことが第一優先の私はぶつからないようにと少しでも足掻こうとばたばたと手足を動かしても全く意味がなくてこのままだとロビンちゃんに頭から突っ込んでしまう。丸くなったロビンちゃんの目がいつものように穏やかに細まって手をクロスさせたのを見てほんの少し安堵する。それでも落下する恐怖に耐えきれなくてとうとうぎゅっと目を閉じて衝撃に耐えるために唇を噛み締めた。
ぽすん、ふわん。
想像していた衝撃がひとつもなくて恐る恐る目を開ければ目の前にロビンちゃんと花がたくさん散っていて腰が抜ける。
「あ、あり、ありがとぉ、」
「あのままだとぶつかるところだったわね」
「ロビンちゃんに怪我させなくて良かった、本当に」
ありがとう、そう続くはずだった言葉がロビンちゃんの唇に塞がれて目を見開く。ほどけたはずの緊張が一気に湧き出てかちこちに固まったまま近すぎるロビンちゃんの顔をじっと見つめることしかできない。ロビンちゃんが柔らかく受け止めてくれてぶつからなかったはずなのに、今、私の口とロビンちゃんの口が確かにしっかりぶつかっていて混乱する。
「そうね、ただの事故であなたの唇を奪うことにならなくてよかったわ」
うふふ、と離れた唇が悪戯に笑った。
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