タイトルを考えるのが死ぬほど苦手
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2022/05/17
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「サ、」
「はいっ!」
一文字目で飛び起きたサンジくんに思わず笑う。ダイニングでレシピをまとめていたのかうたた寝をしているサンジくんをどう運ぼうかと悩む暇すらなかった。
「起こしてごめんね、でも休むならちゃんと体を横にして休まないと疲れも取れないから」
「んんんやさしすぎる女神?! ありがとうレディ」
うたた寝とは言え寝起きとはとても思えない元気なサンジくんにくすくす笑いながら近付く。寝起きに見えない元気さだけどとろける目は眠気からかいつもよりほんの少し更にとろけているし、白くて柔らかい頬にはレシピノートに書かれていたえんぴつの跡がついている。その頬についた文字を目を凝らしてよく見れば数時間前に食べたデザートのレシピで、文字だけで口の中にあの美味しい味が広がった気がした。頬に文字がついていることに気付いていないサンジくんは私がただじっと見つめていることにひたすら照れて喜んでいて頬を緩める。だけど元気そうに見えるけど珍しくうたた寝をしていたのは疲れてるからなのかと思うと心配でちょんと跳ねた金色の髪を撫でつける。ビクッと肩を揺らして驚いたけどまた瞬時にめろめろに溶けるから判断に難しい。
「おつかれ?」
「そんなことないよォ!」
「ほんとに?」
んへへ、と嬉しそうに笑いながらこくこく頷くからそれ以上は聞けなくてそっかと無理矢理納得させた。
「あ、そうだ、ここに来たってことは何か飲みにきたんだよね? それとも夜食?」
でろでろに溶けていたサンジくんが一瞬でコックさんの表情になって思わず手を離して笑う。
「私のお目当て、なんだと思う?」
「? レディに今度プレゼントしようと思った酒、先に見つけちゃった?」
店で味見した瞬間これ絶対レディ好きだと思ってさ、と椅子から立ち上がってキッチンへいそいそ駆け出したサンジくんの無防備な背中に口を開く。
「お酒も嬉しいけど、私のお目当てはサンジくんだよ」
私の言葉が脳に届いた瞬間、うきうきで跳ねていた長い足と長い足が絡まって床に転がった姿に笑いながら近付いた。
「なにそれゆめ……? いてえ……いてえってことはゆめじゃねえ……?」
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