「・・・わたし、いま、何語話してる?」
「「「英語」」」
「…みんなは、日本語話してる・・・」
ダンブルドアは翻訳魔法をかけてくれた。
そのおかげでいまわたしとわたし以外のひとのあいだに言葉の壁はひとつもない。
「・・・ッ、ありがとうございます!ダンブルドアさん!!ジェームズも構ってくれてほんとにほんとにありがとう、リーマスも上着貸してくれてありがとう、あとのふたりもありがとう!えっと…よ、様子伺ってくれたり、あ、イケメンだったり!」
「えっ!?あ、えっと、その…」
「俺とピーターに関しては無理する必要ねーしとりあえずお前むちゃくちゃだな」
「ごめんなさい」
うわあああ会話!会話ができてる!なんて素敵なことだ、コミュニケーションジャパニケーションいっさい逃さないディストーショーン!
思わず両手を上げて叫びだしそうになったがさすがにあれなことくらいわたしにもわかってるのでガマンする。
ていうかもう、なんかもう、ほんとうに、満・足…。
思わず悦に入っていると、ダンブルドアがクスクス楽しそうに笑った。
「そこまで喜んでもらえるとこちらとしてもやりがいがあるのう。
して、早速で悪いがよければアオイ、君が突然禁じられた森に現れた理由を教えてほしいのじゃが」
「あ!そうだそうだそうだった!そうです!みんなも聞いてもらっていい?
わたし実は──…」
トリップして時空と時間を越えやってきてしまいました。
その旨を伝えると(さすがにハリー・ポッターの本のことは言ってない)仕掛人たちにはえっなにこいつだいじょうぶ?みたいな顔されたけどダンブルドアだけは頷いてくれた。ありがたい。ほんとにありがたい。
「よく話してくれたの。ありがとう。実はこういった話を聞くのは初めてではないのじゃ、だから信じてもらえないかもなどと心配する必要はないぞ」
「えっそうなんですか!?」
「ああ。そしてわしはそういった魔法のような体験をした者をできる限りサポートするつもりじゃ」
「それって・・・」
「うむ。君はいまからこの老いぼれの遠い親戚としてホグワーツに住み魔法を勉強する。これでよいかの?」
ダンブルドアはそう言ってお茶目にウインクした。
わたしは驚きとか安心とかいろんな気持ちがごった混ぜになったけど、なにより、すごく、嬉しかった。
ぜひ!!!
意気込んでそう口を開くも、わたしの言葉はジェームズが元気よく放ったそれで覆われきってしまった。
「僕たちは3年生だよ!!!!」
「お、おう」
「3年生の、グリフィンドールだよ!アオイ!!!」
あ、ハイ。
編入しろってことですね。