あむサンド


「美味しい…!」

これが安室さんのサンドイッチ…!

レシピを真似して作ったことはあったものの、ここまで美味しくはならなかった。
何故だろう。やっぱり分量の違い…?

「気に入って頂けましたか?」
「はい、とても。このサンドイッチは安室さんが?」
「ええ。まぁ」
「すごいですね…この味はどうやったら出せるんでしょう…味噌の量が違うのかな…」
「みょうじさん、隠し味がよく分かりましたね!私わからなかったですよ」

げっ…やってしまった。
私の世界では「安室さんのサンドイッチ」通称「あむサンド」のレシピは有名だけど、この世界じゃ安室さんとそのレシピを教えてもらったパン屋ぐらいしか知らないんじゃん!

「いえ、あの、味噌とマヨネーズの組み合わせは一度食べたことがあって…でも、その時はこんなに美味しくなかったので、不思議だなって…」

ああ〜安室さんの視線が痛い!

「こっ、コーヒーもとても美味しいです。」
「それは良かったです。」

早く食べて何とかして家に帰らなきゃ。保険証にあった住所に行ってみないと。