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連載未定や短編以下のぼつ達

工藤新一
東の高校生探偵として有名だった工藤新一は、ある日を境に姿を消した。かと思えば、何年間後にひょっこりと姿を現した工藤新一と共にある組織は壊滅した。それは、わたしが所属していた職場でもあり、駄目だとわかっていながらも足を突っ込んできていた組織だ。穏便に済ませるつもりは両者とも無かったのか、海外へ転勤という形で壊滅したその日にちょうど居合わせなかったわたしは唯一の生き残りらしい。あの方もベルモットも、ジンすらもわたしを置いて居なくなってしまった。「ーーオメー……こんな所でなにしてるんだ?」喪服に身を包んだわたしは、組織があったであろう場所へと出向いていた。「……貴方はいいわね。元の身体も手に入れて、大切な幼馴染も抱きしめる事が出来て」その言葉は、探るような声音で近付いて来ていた工藤新一の警戒心を更に激つけせたらしい。わたしをまじまじと睨み、問うてくる。「……何者だ」「何者だって? 貴方がその手で壊滅させた組織の生き残り、とでも言えば満足かしら」そう返せば、純粋で愚かな眼差しと共に、こぼれ落ちた疑問の声が耳に届いた。



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