りゅせもち



藤井
【何、他の男ばっかり見てんの?お前は俺の事だけ見とけばいいんだよ】


「これ流星の見たいわ」
「こんなイケメンに言われたらやばいやろ」
「ほんなら望でもええやん」
「流星やな」
「のんちゃんもイケメンやで?」
「流星」
「ジャニーズWESTのイケメンツインタワーやで?」
「流星」
「真夏、たまにはのんちゃんのことイケメンって言うてあげてや」
「別に真夏に言われても嬉しないし!!」

「じゃあ藤井」

「なんで!?」
「選ばれた!」
「いつからリクエスト制度始まったん!?ほんなら真夏ちゃんもやってや!」

「じゃあ望月」

「やっば!返ってきた!」
「自業自得や」
「もーまた私?」
「リクエストしたのになんで流星が崩れ落ちてんねん!」
「あの、いや、よう考えたらやばいな。あのジャニーズWEST紅一点の望月真夏に壁ドンやで?どないする?絶対やばいやん。セリフもあれやしさ。てかさ、あのさ、真夏ちゃんにイケメンって言ってもらえた時点でもう結構やばかってんけど今からあれやるとかほんまにやばない?」
「よう喋るなー」
「珍しい」
「コント振られた時よりテンパってるやん!」
「流星、早くおいで?」
「ふー!」
「なにあいつ!めっちゃ男前にもう待ってるやん!」
「もう抱く気満々の顔やん!」
「自分でリクエストしたんやで?」
「そうやけど、っそうやけどさ!!!」
「これどっちが壁ドンする?」
「私やりたい」
「そこは譲れへん。俺が男やる」
「流星いけるか?大丈夫か?」
「あいつ死ぬんちゃう?」
「自殺行為や」
「大丈夫や流星!男見せろや!」
「それでは、どうぞ」


「真夏、…ちゃん」

「呼び捨てには出来へんかったかー」

「なにしてんの?」
「ん?ごめんね青春見てる」
「また?昨日も見てたやん」
「だって面白いねんもん。あ、流星も見る?重岡くんめっちゃええで?」
「ふーん、どこがええの?」
「歯多いところ」
「え?そこ?」
「歯多いところも好きだけど、一番は笑顔やね。キラキラアイドルスマイルがほんまに好き。心の底から楽しんでるって分かる。でもそれだけじゃない。ふとした瞬間に悲しそうな顔になる時もある。これまできっといろんなことがあって、泣きたいこともあって、もちろん泣いちゃうこともあって、それでも私たちファンの前では全力で笑ってくれて。ふざけてる時もあるけど、っていうか5歳児みたいな時がほとんどだけど、心に熱い気持ちを持ってて、」
「ちょっと待って!いつもの真夏ちゃんになってるから!」
「いやいや、演技やから」
「演技ちゃうやんか!」

「楽屋の真夏と一緒や。ずっとしげの話ばっかり」
「しげの罰ゲームやん」
「真夏さん、先進んでもらってええ?重岡さんがもう顔上げられへんくらい照れてるから」

「とにかく、まあ、そんな感じで重岡大毅は最高やねん」
「俺は?」
「ん?」
「俺は最高じゃないん?」
「流星も最高やで?でも流星の最高としげちゃんの最高はちが、」

ドンっ!

「何、重岡ばっかり見てんの?……俺のことも見てよ」

「「「きゃーーーー!!!」」」

ドンっ!

「え、」
「だったら、流星は私から目離さんといてよ」
「ふわっ、」


「「「きゃーーー!!!」」」

「はい終了!」
「これ以上はあかん!流星が死ぬ!」
「大丈夫か流星!?」
「最後のなに!?めっちゃ男前やん!」
「なんか仕掛けたほうが面白いかなって。ジャスミンも盛り上がってくれたし」
「腰抜けた…」
「流星もさ、ちょっとセリフ変えたやろ」
「見とけって言われへんかったな」
「ほんまに罰ゲームや…」
「真夏ってさ、なんでそんな照れへんの?おかしない?」
「真夏が照れてたんってしげだけやろ?」
「俺らがかっこよくないから?」
「いやいや!みんなかっこええから!」
「じゃあもっと照れろや!めっちゃ悔しいねんけど!」
「なんでやろ?お仕事やから?」
「ストイックおばけー」
「真夏からプライベート感を引き出すってほんまに難しいわ」

backnext
▽sorairo▽TOP