03.初めまして
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「あ、迅さんおかえりー。…あ!」
「お疲れ様です…そちらの人は!」
「ふぃーす。紹介しよう、ボーダー最初の広報部隊であるみょうじ隊隊長のみょうじなまえだ!」
「初めまして三雲修くん、そして空閑遊真くん。
話は聞いてるよー。広報やってるなまえです。よろしくねぇ。
栞ちゃんは久しぶりー。」
紹介されたなまえはトリオン体でいた時とは打って変わってゆるっとした口調になり、なにやら眠そうに目を細めている。
そして一番の相違点というとメガネをかけている所だろうか。
不思議そうにしている三雲を見かねて栞
は彼女のサイドエフェクトについて軽く説明をした。
「なまえさんはね、"強化視覚"っていうサイドエフェクトの持ち主なのだ!
ただ効果が働き過ぎて特殊なメガネをかけてないと気持ち悪くなるらしいんですよね?…メガネ人口が一時的に増えるぜ」
「そーよー、てなわけであんまし気にしないでねぇ」
そう言われて1度は納得した三雲だが、再び不思議そうに首を傾げた。一方でなまえはお構い無しに空閑とおかしを頬張っていた。…非常にマイペースである。
「でも、そもそもみょうじ隊って本部所属ですよね?なんで玉狛に…?」
なまえは頬張っていたおかしを飲み込んでから、にっと笑って
「悠一くんが楽しそうに話す後輩くんが気になってねー。
明日から暇な時にふらっと来て、入隊日まで稽古をつけてあげようと思ってさ。
玉狛にいた訳じゃないけど創立当時からのよしみで出入りしてるし、挨拶ついでにね。」
「それに、なまえは遠征組でもあるからな。色々話を聞くといいさ。」
稽古、遠征と聞いて、盛り上がる空閑と三雲を微笑ましいねぇなんて言いながらなまえと迅は話に加わる。
空閑と三雲の訓練の進捗についてひと通り聞いた後迅は鍛えろよ、若者と言って部屋を出ていこうとしたがなまえに呼び止められ、一言
「お疲れ様。エリートさんも暫くゆっくり休みなねー?」
と言って頭をぽふぽふと叩いてからおやすみーと手を振った。
部屋に戻った迅はそのままベッドに倒れ込み、本部で風間に言われた言葉を反芻する。
「大丈夫だ…未来はもう動き出してる……」
なまえに叩かれた頭に手を当てながら、そのまま目を閉じた。
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