23:03 02 / Dec
煙草の匂いひとつで嫌なことが蘇る。
漠然としてて靄が掛かってるようにハッキリとは分からないのにそれは嫌いだって感じるものが沸々と気泡みたいに浮かんでくる。
そうすると受けたこともないカウンセリングを受ける場面が頭に浮かぶ。
医者が私に尋ねる。「何が嫌だった?」
何って、と直ぐには答えられない私は手汗で湿った手で膝を握り締めて、俯いて黙ってしまう。
だけど私には分かる。何を思い浮かべているのか。分かる。
漠然としてて靄が掛かってるようにハッキリとは分からないのにそれは嫌いだって感じるものが沸々と気泡みたいに浮かんでくる。
そうすると受けたこともないカウンセリングを受ける場面が頭に浮かぶ。
医者が私に尋ねる。「何が嫌だった?」
何って、と直ぐには答えられない私は手汗で湿った手で膝を握り締めて、俯いて黙ってしまう。
だけど私には分かる。何を思い浮かべているのか。分かる。
