朝の平和もつかの間


「沖矢さん」

「はい?」

「お散歩して来ても良いですか?」


はい、と挙手をすれば、沖矢さんはあからさま訝しんだ。


「何するつもりですか…?」

「いや……!ただ単に外に出たくて……ゼロの羽も伸ばしてあげたいなーと!」


私の隣でちょこんと座っているゼロをダシにしながら、外に出る口実をうまく作る。
本当はこのまま寝るまで沖矢さんといるのが緊張していたたまれないからとか言えない。


「……まぁ大丈夫ですが、日が落ちるまでには帰ってくるんですよ」

「私を小学生か何かと勘違いしてますね?」

「心配なだけです」

「っ……!いってきます!!」


ちょっと鼻で笑われたし私そんなに危なっかしいですか!!

私はゼロを腕にとまらせると、乱暴に扉を閉めて外に出た。


「ゼロはここら辺お散歩して、飽きたら沖矢さんの家に帰ってて良いよ?」


沖矢さんの家は賢いこの子なら分かる。
まだ人があまりいない公園でゼロを放し、さて私はどうしようかと思案した。
と、こんな時に限ってダイ〇ン(人間バージョン)は来るもので。


「#name2#さんこんな所でなにしてるのー?」


やっべえダイ〇ンだぁ事件吸引してくる逃げろおー。
なんてできるわけもなく。


「あ、コナン君、おはよう」

「今の梟?#name2#さんの梟って事は……ゼロ?」

「よく知ってるねえ……本にも私だけじゃなくてゼロも出てたの?」

「うん!手紙運んでた!」


oh出てたのね。
ここの世界での私が出てる本を読んだ事が無いからなぁ……自分の事がどこまで知られているのか全く分からないや……。


「ところで#name2#さんはなんでここにいるの?」


あぁそうだったね、最初の質問に答えてなかったよ。


「お散歩したかったんだよー、深い意味は無いよ!」

「ふーん……」

「納得しようね?本当最近の子は……」

「ねぇ#name2#さん!暇なら僕と一緒に来て欲しい所があるんだ!!」


What……?来て欲しい所……?
怪しい匂いがプンプンなんですがそれ事件も一緒におまけでついてこないですよね、ハッピー〇ットのおもちゃよろしくついてこないよね?


「えーー……あー……」

「だめ……?」


#name1##name2#、二十うん歳。
中身は高校生で小学生の子の上目遣い首傾げに殺られついていきました。

釣りやすいねとか言わないで。