
既視感は二度起こる
「ん…………ん?」
目を覚ますと、目の前は白。
顔を上げれば、安室さんの寝顔が。
あれ、何このデジャヴ。
安室さんも寝顔かわいいな。
赤井さんの時とのデジャヴを感じながらも、私はあの時の失敗を繰り返さぬよう安室さんの寝顔を見つめる。
甘い顔……というのはこの事を言うのかな……垂れ目がかわいいけど眉毛が男らしいなぁ……金髪サラサラ…。
「いつまで見てるんですか」
「ん……?んんんんんん???」
安室さん起床。
「ああああああ安室さん!?いつの間にお目覚めに!??!?」
「そりゃあ視線を感じれば誰だって起きますよ…」
そう言うと安室さんはふぁとあくびを一つし、起き上がる。
はだけたシャツが、彼の浅黒い締まった身体をチラチラ見せてきて目に毒だ。
思わずまじまじと見てしまう。
「昨日の今日で態度の変わりようがすごいですねぇ……」
「っ……!え、あ、う!」
思わず見とれてしまった。とは言えない。
安室さんの胸筋が!!胸筋がチラッて!!チラッチラ見え隠れしてるから!!つい!!
「……というか私、何故ここに……?ここはどこですか……?」
「今更ですね……あなた鈍いですか?」
「鈍いとは酷いです……!」
「ここは僕の家ですよ、昨日のあなたの様子じゃあ送るにしても酔っていたのであまり話はできなかったですし」
え……という事は私安室さんに醜態晒したって事……?
場合によっちゃあ赤井さんにパンツ晒したのと同じ、いやそれよりも酷いレベルの恥だよね……?
拝啓母上、娘は二人ものイケメンに醜態を晒しました。
いっそ殺してくれよ……。
「朝食、作りますね」
「え!?え、でも悪いですし…」
「昨日の罪滅ぼしですよ、素直に受け取ってくれると嬉しいです」
「あ、レディーキラー……」
「知ってたんですか……」
「あ"」
自分からボロを出してしまった。
何という失態。ため息ついちゃってるよ安室さん。
「知っていたなら何故飲んだんですか……」
「あそこで飲まなきゃ色々不味いなぁ……と思いまして……」
頬をかきながら答えると、安室さんは頭を抱えてしまった。
いやほんと申し訳ない何で私が謝ってんのか分からないけど申し訳ない。
「無防備すぎです……」
「無防備かはどうかは分かりませんが申し訳ないです……?」
「いや謝るべきは僕の方です……あんな形で無理矢理情報を吐き出させて申し訳ない」
「いえい…………は?」
思わず乱暴な形で返答をしてしまい、自分でもびっくりした。
安室さんの顔を見れば、至極申し訳ないと反省している。が、情報とは。
私は一体昨日酔っ払ってる間に何をベラベラ話したのかな……?
事の次第によっては色々不味いですね……?
「わ、私は昨日一体何を喋ってしまったのか、聞いてもよろしいですか……?」
「…………全部、とでも言いましょうか……」
#name1#、OUTーーーー。
今度こそケツバットして欲しい。というか私を埋めろ。地の果てまで埋めろ。
ブラジルの皆さんお元気ですかー?ってできるくらい埋めてくれ。
「埋まりたい……」
「大丈夫です。僕は誰にも言う気はありませんから。情報を探ったのだって個人的なものです」
「う、うぅ安室さん……」
な、何なんだろうこの、喜んで良いのかなこれは……とりあえず安室さんに疑われていたのは解けたのかな……。
その後安室さんは朝食作りますねとキッチンに引っ込んだ。
そして私はまたシャツのまま寝てしまって自分の服をシワシワにしてしまったため、安室さんの服を借りました……。
安室さんの服めっちゃ良い匂いする…。
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