癒しの楽園とレセプション


それから私は沖矢さんにお説教された後、ゼロのお散歩という体で外へと逃げ込んだ。
公園のベンチに座って、ゼロのもふもふを堪能する。
あぁ気持ちいい。

噛まれた首筋を触ってみる。まだ少しだけジンと軽い痛みが走ったが、それ以外は特にない。
お陰で今首筋にはガーゼを貼っている始末だ。ちくしょう沖矢さんのおばか。

この世界で生きてくにはローブを着るのはさすがに怪しいと認識されるのは既に確認済みなので、ローブは脱いできた。しかし杖は持っていないと落ち着かないので、目立たない太ももに付けたホルダーの中に入れている。

さてどこに行こうか。
ポアロはさっきの事があるから行くには無理がありすぎる。
このまま公園でのんびりするかなぁ……。
ゼロの頭をカリカリと指でかくように撫でていると、公園の奥から何やら子ども達の声が聞こえてきた。

あ、子どもいたんだ……声なかったから全然気づかなかった……。


「はいじゃあ次光彦が鬼な!」

「ずるいですよ元太君!!最初に見つかったの元太君の方じゃないですか!」

「元太君最初に見つけたよー!早く歩美と交代してー!」


……それにしても何か聞き覚えあるなぁこの声……気のせいかなぁ??


「ちぇ、俺が鬼かよぉ……おーいコナン!灰原!お前らもかくれんぼやろうぜ!!」


あれれー?おかしいぞ?今コナンとか灰原って言ったね?その前にも光彦とか元太とか歩美とか……。


なんちゅう偶然なんだ。


「あ!この前のお姉さんだ!!」


歩美ちゃんだーーー!!久しぶりの女の子だああぁあかわいいよおぉああああぁあああ!!!!!


「ひ、久しぶり」

「姉ちゃん前みたいにフラフラになってねぇか!?」

「お元気そうでなによりです!!」


あれ私探偵団の子達に病弱キャラで通ってるの??
後ろにいるコナン君心做しか肩揺れてない?笑ってる?笑ってるね??


「あ、ありがとうね、もう大丈夫だよ」

「わぁ!お姉さんフクロウ飼ってるの!?」

「真っ黒!綺麗ですー!」

「うおーすげえ!!こいつ名前何て言うんだ!?」


私の肩に止まっていたゼロ目掛け、子ども達が私に飛び込む。
もう一生分じゃないかってくらいゼロが撫でられまくっている。いやこの子撫でられるの大好きだから大丈夫だけど。
気持ち良さそうに歩美ちゃんや光彦くんや元太君に甘噛みやら頭を擦り付けるやらして、存分に甘えている。


「名前はゼロっていうのよ、呼んであげると喜ぶから、呼んであげて」

「「「ゼロー!」」」


まさかゼロきっかけに探偵団の子達と仲良くなれるとは、もう幸せ。


「コナン君ー!?」


……ん?この声は……。


後ろを振り返ってみると、やはり。
蘭ちゃんでした。

人間卒業しちゃった人に会っちゃったよ……いや女の子だから大歓迎だけどね!!女の子は良いね!かわいいね!!後は園子ちゃんもいないかなぁー……。


「こらあんた達ー、いきなりかくれんぼ始めるんじゃないの」


うおおおおお園子ちゃんだああああ奇跡か!!天使か!!神様ありがとうございます今まで私の頑張り見ててくれたんですね!!

今まで不足していた女の子達が一気に来て悶死寸前の#name2#だった。