はじめてのおつかい(?)


仕事へと向かう途中、女子高生が並んでる列を見かけた。なんだろ。……あ、タピオカか。そんな人気あるんだぁと見てたら後ろに列が着いてしまった。並んでると勘違いされちゃった。まぁいっか。せっかくだし、並んでみよっと。

「あ、あのSnow Manの東雲くんですか?」
「え? あ、はい。東雲です」
「わぁ! 本物だ……! あのあの! 私たち、Snow Manのファンなんです……!」
「え、そうなんですか? ありがとうございます」

前に並んでた2人組の女子高生に声を掛けられた。きゃっきゃと話す彼女たち。聞けば、照くんとさっくんのファンの子らしい。

「東雲くんと絡んでる時の佐久間くんが大好きで……!」
「私も! しのくん見てる時のひーくんの顔めっちゃ優しくてお兄さんで好きです……!!」
「ありがとうございます。なんか照れるな……」
「でも東雲くんもタピオカ飲むの知らなかった!」
「ひーくんはめっちゃ飲む」
「たしかに。照くんはよく飲んでますね」
「やっぱりそうなんだ……!」

なんとなくその子たちに混ざって話をしているとあっという間に時間が過ぎていった。その流れでおすすめのタピオカを教えてもらう。

「私のおすすめはほうじ茶メガ氷少なめ半糖ブラックタピオカです!」
「私はストロベリー蜜烏龍茶にトッピングでタピオカ入れるのが好きです!」
「じゃあ今言ったの2つずつ」

店員さんにそう伝え、出されたものを「はい」と2人に渡す。そしてもう2つは袋に入れてもらった。

「「えっ!?」」
「いろいろ教えてもらったから」
「しのくん優しすぎる……!」
「推せる……!」
「あはは、俺担になります?」
「「なります!」」
「ふふ、良い子。あ、それ3人だけの内緒ね」

そう言ってその場を後にして、現場へ向かう。

「おはよーございます。あ、照くんいた」
岩本「何?」
「あげるー」
岩本「え? どうしたのこれ」
「買ってきた」
岩本「はじめてのおつかいじゃん」
「そうかも。あ、ほうじ茶とストロベリーのやつとどっちがいいー?」
岩本「んじゃほうじ茶」
「はいどーぞ」
岩本「写真撮ろ。今度ブログであげる」
「いえーい」

タピオカを持ってツーショット。2人とも面白いくらい笑顔で、これいつかブログに上がるのかと思ったらまた面白くなった。

岩本「てかよく買えたね」
「前に並んでた子たちに教えてもらった」
岩本「は?!」
「照くんとさっくんのファンの子だったんだけど、俺担にしてきた」
岩本「はぁ!? 何してんの」
「ふふ、一人で並ぶのあれだったからさ」
岩本「もう。今度は俺と行こ」
「うん!」

そんな約束をしながらタピオカを嗜んだ。あ、意外と美味しい。今度違うのも試してみよっと。


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