まさかで満ち溢れた

ラウール「ふふ」

楽屋での待機中、ふと笑みがこぼれてしまうのは、この間の休みに彼女と撮った写真のせい。ふたりで海に行ったんだ。夏の思い出ってやつ。

向井「え、その子ラウの彼女?」
佐久間「え! ラウールついに彼女できた!?」

またうるさいのが来た。「見ないで!」とスマホを隠せば後ろにいただてさんとしょっぴーがそれを覗き見ていた。

渡辺「え!? え? 目黒の妹じゃね?」
目黒「え? ああ、そうっすね」

なんでめめまで来るの……! もうやだ。内緒にしてたのに。てかめめ意外と落ち着いてる……?

渡辺「妹取られてんじゃん」
目黒「いやまあでも逐一話聞いてるんで」
ラウール「え!? 言ったことないよね!?」
目黒「あ、お前からじゃなくて名前から聞いてる」
ラウール「え!?」

たしかに、めめには内緒なんて一言も言ってないけど、それはそれで恥ずかしい。何の話してるのかな。逐一ってどれくらい? なんていろいろ考えてしまう。そしてそんな俺を見てめめが笑う。
もう、帰ったら名前ちゃんと電話しなきゃ! これは根掘り葉掘り聞く必要がありそうだね。