それから何度か食事に行って、3回目のデートで初めてキスをした。「めっちゃ幸せで死にそう……」とくしゃくしゃの笑顔で呟く名前が愛おしくて、抱き寄せてまたキスをした。
宮舘「俺ん家、来て」
「……は、はいっ」
人懐っこくて明るい彼女は付き合ってみると意外と照れ屋だと知った。ウブとも言えるような彼女を5回目のデートをした今日、家に連れ込んで、ソファに座る俺の膝に彼女を乗せて向かい合う。
「宮舘さん……っ」
宮舘「何?」
「好き……」
宮舘「ふふ、俺も好き。……ねえ、名前」
「何?」
宮舘「いつになったら俺のこと、名前で呼んでくれる?」
困った顔で俺を見つめる名前。「ほら」と急かしてみると、濡れた唇が震えた。
「……涼太、さん」
宮舘「ん」
「涼太さんっ」
宮舘「涼太って呼んで」
「……涼太。うわ、めっちゃ恥ずい」
宮舘「ふふ、よく出来ました」
上手に俺の名前を呼ぶことが出来たお姫様にご褒美のキスを贈る。潤んだ瞳がまたキスを強請るから、何度でも唇を重ねて、愛を封じ込めて伝え合う。
「涼太、好き」
宮舘「可愛い。愛してるよ」
「ぎゅってしたい」
宮舘「いくらでも」
ぎゅうっと抱きしめてまたキスをする。愛おしくて離したくないとすら思ってしまう。
宮舘「お風呂、溜めてくるね」
彼女の額にキスを落として席を立つ。ソファにちょこんと座ってじっとしている彼女。落ち着かないのかきょろきょろしてるのが可愛い。お風呂を溜めている間、また少しだけイチャイチャして「お風呂、入っておいで」と俺の服を渡した。
暫くして控えめに出てきた彼女は髪をアップにしていて思わず顔が綻んだ。
「お風呂、ありがとう。ちょっと、おっきい」
うわ、可愛い。彼シャツじゃなくて、彼服? 前にそれスノで理想の部屋着コーデやったときのとほとんど同じものを渡して正解だったかも。だぼだぼなのも彼女との体格差を感じてぐっとくる。
宮舘「似合ってる。俺も入ってくるね」
近づいただけでふわりと香るシャンプーの匂い。お風呂で同じシャンプーを香ってみるけど、彼女の纏っている匂いには到底追いつかない。……同じシャンプーのはずなんだけど。
宮舘「お待たせ。……って、寝てる?」
彼女はソファにこてんと頭を預けて規則正しく呼吸を続けていた。疲れてたのかな。起こさないようにそっとお姫様抱っこをして、寝室へと運ぶ。
宮舘「おやすみ、俺のお姫様」
触れるだけのキスを唇に落として眠りにつく。腕の中でそっと彼女を抱きながら。