あぁ、今日も僕は臆病だった

また明日。
そう言ったのに次の日彼女は学校に来なかった。……忙しいのかな。LINEくらい聞いておけばよかった。後悔の念が胸を襲う。まあでももう一生、会えないってわけでもないんだけどね。……でも、でもやっぱり、寂しいなあ。自分の気持ちが恋だって自覚してから、気持ちが大胆になって、でも元来の臆病さは健在で。ごちゃまぜな感情と常に戦い続けてる。会いたい。連絡したい。好きって言いたい。何一つできないでいることに嫌気がさして、深くため息をこぼす。

深澤「なんかラウ、元気なくない?」
ラウール「んー、ちょっとねー」
佐久間「何何? 悩み事?」
向井「テストのヤマ外したん?」
ラウール「それはちゃんと勉強したから大丈夫! てかうるさい!」
佐久間「まぁ! 反抗期だわ」
深澤「思春期よ、思春期」

きゃっきゃと騒ぐドラマ班をよそにめめを探す。……まだいないや。いや、いたからって何話すつもりだったんだよ。めめに「名前ちゃん元気?」なんて聞けるわけもないし。あー、もう! ほんとやだ! なんなのもう。

宮舘「若いねぇ……」

だてさんがぽつりとこぼした言葉を聞き流しながら、会えない彼女を思ってまたひとつため息をこぼした。