2022年あけまして

無事に今年も年が明けた。初めての紅白に、デビュー後初めての有観客でのカウントダウンコンサート。忙しいけど楽しくてしょうがない年明けだった。

楽屋ではみんな年末年始のゆるい感じになっていた。大きい体で私の隣にちょこんと座るラウールは、さすがにもう眠たそうで目を擦っている。

「ラウールも遅くまでお疲れ様」
ラウール「うん……」
「はい、お年玉」
ラウール「わ! え! いいの!?」
「いいの。サンタさんが来なくなってもあげるよ」
ラウール「ありがとう!! 奏依ちゃん大好き!」

さっきまで眠そうだったのに目がぱちって開いて力いっぱいに私を抱きしめてくるラウール。……ちょっと苦しいかも。ギブギブと彼の腕を叩けば、蓮が飛んできて強制終了してもらった。

「ちょっと出てくるね」

そう言って楽屋を出る。ポケットにお年玉を忍ばせて。Hi美と道枝くんたちと元太とー、あとAぇの子達にも用意したんだよね。

浮所「奏依ちゃん!」
「わ、浮所。てか美少年勢揃いだ」
那須「あけましておめでとうございます」
「「「おめでとうございます」」」
「おめでとうございます。今年もよろしくね。はい、これ。お年玉」
岩崎「えっ、いいんですか!?」
「うん」
佐藤「ありがとうございます」

大した額じゃないのにみんな喜んでくれて嬉しくなった。私もお年玉もらってる気分だ。美少年と別れて次に出会ったのはHiHi Jets。お年玉あげたら「まじっすか!?」って優斗が驚いてた。いや、あげるよそりゃ。

「猪狩、今日の髪可愛いね」
猪狩「あざっす!」

私もメッシュしようかな、なんて思うくらいに似合ってた。「今年もよろしくお願いします」と挨拶を交わして別れる。

河合「あ、しの」
「河合くん! あけましておめでとうございます!」
河合「おめでとう。はいこれ」
「え、いいんですか!」
河合「ふっかにあげんのにしのにあげないわけないでしょ」
「ありがとうございます!」

お年玉と書かれたポチ袋はこの歳で貰っても嬉しさがある。河合くんの後も、増田くん加藤くん小山くんや、キスマイ兄さんたち、流星くんに亀梨くん、大倉くんとたくさんの先輩方にお年玉を頂いた。

相葉「今年も松潤と仲良くしてあげてね」
「はい!あ、仲良くしていただいてるというか、構っていただいているのは私の方なんですけど……!」
相葉「そうなの? そういや前に松潤と会った時、東雲の話になったよ」
「本当ですか!?」
相葉「本当本当。一緒にいて飽きないって」
「嬉しすぎます……!」
相葉「またよろしくね」
「はい!」

ひらひらと手を振って離れる相葉くん。ただ頭の中は松本くんのことでいっぱいで、嬉しさでキャパオーバーしそうだ。
若干のニヤケを抑えるように頬をぱんと軽く叩いてみる。うん、痛い。

佐野「あ、お疲れ様です」
「お疲れ様。あ、佐野くん」
佐野「はい?」

すらりと背の高い佐野くん。関西のJr.の子って共演する機会が少ないから間近で見ると嬉しくなっちゃうんだよね。

「これ」
佐野「え、いいんですか!? だって、俺……、え!?」
「うん。あ、今年成人だったよね? おめでとうございます」
佐野「え、あ、ありがとうございます! てかなんでそんな詳しいんすか!?」
「え、あー、Wikipedia見ました」

さすがに全員の誕生日と年齢覚えてるわけではないからね。ちょっとだけ予習しました。

正門「佐野ー、何しとんの」
小島「え! 東雲さんや!」
福本「うわ、ほんまや! お疲れ様です!」
「お疲れ様。あ、小島くんと福本くん」
「「はい!!」」

はい、とお年玉を渡すと佐野くん同様大きめのリアクションが返ってきた。正門くんは「良かったなぁ」とお父さんみたいなリアクションをして笑ってた。

「正門くんも、ソロコンサート決定おめでとうございます」
正門「えっ、ありがとうございます!」

お互いぺこぺこしながらそんな話をして、少しだけ5人で話をして別れた。あ、何故か全員と握手した。謎すぎたけど楽しかったからいいや。

楽屋へ戻ると「どこ行ってたんだよ〜!」とさっくんが寄ってきて、つられてみんなわらわらと集まった。「散歩してきた」って言うと「なんで今」とみんなに笑われた。

深澤「お年玉沢山貰ってきた?」
「うん。沢山貰ったし沢山配ってきた!」
深澤「え、すげーなお前」
「普通じゃない? あ、でもなにわには会えなかったなぁ」
深澤「そのうち挨拶来るっしょ」
「そっか」

数分後、本当になにわ男子がやってきて新年の挨拶をした。長尾くんたちにお年玉を配ったら「姐さん……!」ってキラキラおめめで見られた。姐さん呼びやめさせたはずだったんだけどな、おかしいな。


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