スノストでおうちパーティーB

※深澤くん視点  お下ネタ注意


田中「師匠も奏依と寝たりするんですか?」
深澤「んー? するよー?」

樹が俺んとこ来た理由、もしかしてこれか。目をらんらんと輝かせた樹は「したくならないんすか」と男ならではの疑問を俺にぶつけてくる。

深澤「なるよ。めちゃくちゃ」
田中「そういう時ってするんすか?」
深澤「しない。奏依のこと抱きしめて寝る」
田中「うわ、生殺しじゃないっすか」
深澤「んでも、そこで無理矢理して奏依が一緒に寝てくれなくなる方が困るし」

いつか俺の下で鳴かせてみたいって気持ちは、まぁ、なくはないんだけどね。だってかぁいいじゃん? 甘えた声で「辰哉」って呼ばれたい。

田中「奏依とマンズ兄さんって、どんくらいまでのことしてるんすか?」
深澤「どんくらい、って言っても……まぁ、ちゅーくらい?」
田中「エロいチュー?」
深澤「全然。可愛いやつばっか」
田中「欲求不満すぎてちんちん爆発しません?」
深澤「しねーよ」
田中「え、外に女でもいるんすか?」

樹は俺のことなんだと思ってんだ。もうそんなヤンチャしません。してません! うちに誰よりも可愛い子いんのにそんなの作る必要ないっていうか、ねぇ?

深澤「いない。もっぱら奏依オカズにして抜いてるし」
田中「奏依で抜いてんのによく本物と一緒にいて冷静でいれますよね」
深澤「冷静なんかじゃねーよ、別に。ただ奏依の前ではかっこつけてるだけ」
田中「へぇー」

俺めっちゃいい事言ってない? 樹の反応微妙だったけど。まあ、なんていうか、そういうもんなんだよ。好きな子、なんだけど、俺の片想いだし、大切なメンバーだし、可愛い可愛い妹みたいな存在でもあって。だから迂闊に手出せないし、そういうやつは牽制してるって感じ。

田中「あ、風呂とかどうしてんすか?」
深澤「どうもこうも。順番に入ってっけど?」
田中「鉢合わせとか……」
深澤「あるある。こないだも風呂入ろうとしたら奏依が先に入ってたし」
田中「マジっすか!? そういう時ってどうするんすか?」
深澤「すぐ閉めて奏依が出てくんの待ったよ」
田中「一緒に入ったりしないんすか?」
深澤「しねーよ!」
田中「もったいなくない!?」
深澤「もったいないって言うな」

樹の反応に思わず笑ってしまった。まあたしかに、そんなチャンスあったら、ラッキーって思っちゃうんだけどさ、奏依はなんか、なんか違うのよ。高校時代にすげーモテてた俺ですら、恋愛初心者みたいな気持ちになんの。ウブウブよ、ウブウブ。

田中「師匠、いつか奏依に彼氏出来たらどうするんすか?」
深澤「家連れてきてもらって奏依に相応しいか見定める」
田中「パパじゃないっすか! んじゃ、たとえばー……目黒とか、メンバーと付き合ったら?」
深澤「……そんときはそんとき。奏依が選んだんだから、その気持ちは尊重する。でも、俺は懲りずに奏依にちゅーとかする」
田中「もう師匠とはチューしないって言われたら?」
深澤「泣くかも」
田中「思考が完全にパパですね」

楽しそうに笑う樹の声が耳に響く中で、樹が話したような未来が頭をよぎる。そんなんなったらどうしよう。……そうなるくらいなら、俺のこと選んでほしいな、なんて。たぶんメンバー全員同じ質問したら同じこと思うんだろうけどさ。

深澤「よし、もう寝よ。寝よ寝よ!」
田中「え、もうっすか!?」
深澤「これ以上話したら奏依が汚されそうなんで〜」
田中「今更すぎません?」
深澤「いいだろ。ほら、おやすみ」
田中「おやすみなさい」

無理矢理に話を終わらせて電気を消した。目瞑ってるのに樹が「師匠。奏依のこと、好きですか?」なんて小っ恥ずかしい質問をしてきたから「大好きだよ」と小っ恥ずかしい回答をしておいた。きっと俺の気持ちに奏依は気付いてないだろうけど。