宮舘くんと女の子の日
リビングにいるのに物静かな奏依。普段だったら何かしらテレビを見たりふっかとかがゲームしてる横でなんか言ってたりするんだけど、今日はテレビもつけずに寝てるだけ。
宮舘「奏依、お腹痛い?」
「ん……」
宮舘「ご飯食べた?」
「食べてない……」
宮舘「薬は?」
「飲んだ……」
毛布を持ってきてあげて隣に座ったら、甘えるようにして頭を乗せてくる彼女。今月も、彼女は自分の体と戦ってる。男には分からない、女性特有の悩み。目に見えてぐったりする奏依を見てると変わってあげたいって思うこともあるけど、それは変わってあげることの出来ない男の勝手な言い分でそれ自体はなんの意味も持たない。
今日の晩御飯担当、俺でよかった。うどんとかそういう軽いもの作ってあげよう。他のメンバーはまあ丼物があれば食べるだろうし。
「涼太くん」
宮舘「何?」
「手、貸して」
宮舘「はい」
「ん……ありがと……」
俺の手を握りしめて眠りにつく奏依。彼女の眠りが少しでも穏やかでありますように。完全に眠りに落ちたのを確認してから彼女を自室へと運ぶ。また俺の部屋で申し訳ないけど許してほしい。
ぎゅっと俺の手を握ったまま離さないお姫様の傍に腰掛けて、時折髪を撫でてあげる。
「……ここ、どこ?」
宮舘「おはよう。俺の部屋だよ」
「え、あ、舘様!?」
ばっと勢いよく起き上がる彼女。そんな急に起きたら危ないよと思いつつも、バタバタとベッドを確認する彼女を眺める。
「……良かった、汚れてない」
宮舘「あ……」
そんなところも気にするんだ。気にしなくていいのに、と思うけど、それを言ったらまた奏依を困らせてしまうような気がして言葉を噤んだ。
「……ごめんね、舘様」
宮舘「謝ることじゃないよ。俺がしたくてしたんだから」
それに、奏依はもっと俺らに頼っていいんだよ。……まあ今回のことに関しては頼りがいのない奴らばっかりかもしれないけど。
宮舘「体調どう?」
「うん、今は大丈夫。わりと元気」
宮舘「ご飯も食べれそう? 今日、奏依のはうどんにしようと思うんだけど」
「他のメンバーは?」
宮舘「親子丼とか付けようかと」
「舘様の親子丼……! え、食べたい!」
宮舘「ふふ、すっかり元気そうだね。じゃあ腕によりをかけて作らせていただきます」
「お願いします!」
ぽんぽんと彼女を頭を撫でて、一緒にリビングへと降りていく。「なにか手伝おうか」と尋ねてきた彼女に「ゆっくりしてて」と言って、俺はキッチンへ向かった。奏依の美味しそうな顔見るためにも、ちょっと頑張りましょうか。うちのお姫様は笑顔が一番可愛いんでね。