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目覚めた彼女に「俺、奏依ちゃんに言いたいことあんだよね」って不意打ちで仕掛けると彼女は「なぁに?」と甘えた声を出した。まだ寝ぼけてるみたい。柔らかい頬に手を添えて、逃げられないようにして目を合わせる。

目黒「俺、奏依ちゃんのことが好き」
「……え?」
目黒「困らせるようなこと言ってごめんだけど、自分の気持ちに嘘はつけないから」

今までは我慢で済んだけど、もうそれすら効かなくなってきてる。たった一本だけ惹かれていた糸がぷつりと切れた感じ。

「夢、じゃないよね?」

そう呟く彼女の唇に触れ、酸素ごと奪い尽くす。少しして、とんとんとんと胸を叩かれたことを合図に唇を離すと、彼女は面白いくらい真っ赤に頬を染めていた。

目黒「今のキス、夢だと思う?」
「……生々しすぎて、夢なら、怖い、レベル」
目黒「ふはっ、なにそれ」

今度は優しく、触れるだけのキスを落とす。彼女の髪を撫でて、またキスしようとしたら「だめ」と彼女の手で封じられた。

「……まだ、返事してないから」
目黒「返事?」
「ん。……私も、目黒のこと、好き、だから」
目黒「えっ」

ぽつりと零された言葉に今度は俺の方が赤くなった。「本当?」なんて野暮なこと聞かずにはいられないくらい余裕がなくて、小さく頷く彼女を力いっぱいに抱きしめて、でも簡単に壊れそうですぐ力を弛めた。

目黒「奏依ちゃん、俺の彼女になってください」

言葉より先に体が動くのはお互い様なのかもしれない。奏依ちゃんは口を開くよりも早く、ぎゅうと俺に抱きついてきて、甘えるように顔を埋めた。

目黒「……こっち向いて?」
「やっ」
目黒「キスできないじゃん」

普段これでもかってくらいキスしてたのに、これ以上キスできないのは嫌らしくて、彼女はゆっくりと動き出す。埋めてた顔を上げた拍子に俺と目が合って、柔らかくはにかんだ姿が可愛くてキスをした。

目黒「もっと、しよっか」

朝だというのにふたり、休みなのをいいことにベッドへとなだれ込む。俺だけに見せる可愛い顔を独り占めしたくて「目逸らさないで」なんてわがままを口にしながら、彼女の濡れた唇に口付けた。