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10月の最大のイベントは、やっぱりハロウィンになるだろう。夢ノ咲学院でもハロウィンをやるらしく、みんなそれぞれユニットごとに練習していて忙しそうだ。中でも群を抜いて忙しそうなのは言わずもがなあんず先輩だ。今回はS1だから一般のお客さんも来て校内も人で溢れるだろう、って佐賀美先生がダルそうに言っていた。それを一緒に聞いていたあんず先輩は、やる気に満ちていた。
「リンちゃん。商店街での呼び込みなんだけど、お願い出来そうなユニットって心当たりある?」
「商店街ですか?うーん……あっ、それなら2winkがいいと思います!商店街であの二人って結構人気なんですよ!」
そんなあんず先輩のサポートが今回の私の仕事。私にとって初めての【S1】という大きなドリフェス。七夕の時は見てるだけだったけど、こうしてお手伝いさせてもらえるようにまでなりました。まだまだあんず先輩には敵わないけど…というかむしろ、私は一生あんず先輩には敵わないと思う。
「そっか、じゃあ呼び込みは2winkの2人にお願いしようかな。リンちゃんにもお願いしたいお仕事があるんだ」
「あんず先輩の頼みなら任せてください!」
「ふふ、頼もしいリンちゃんはKnightsの皆と仲良かったよね?」
はたして瀬名先輩と仲良いと言えるのかわからないけど、なんだかんだ言って瀬名先輩は優しいから私はKnightsの皆とは話しやすいと思っている。鳴上先輩は普通に優しいし、凛月先輩も血を頂戴とか言わないと優しいし、司君は同じクラスってのもあってよく話すし。あんず先輩に頼まれるレッスンも2winkの次にKnightsが多いし。
「リンちゃんにはKnightsのサポートをお願いします。Knightsは人気のユニットだからお客さんもたくさん集まると思うんだ」
それに今まで休んでたレオ先輩も戻って来たし。と続けたあんず先輩に、そういえば月永先輩もKnightsだったっけと思い出す。まだ月永先輩のユニット衣装を着た姿を見たことないな。
「Knightsの皆さんが望月でいいなら、望月頑張ります!」
「うん、よろしくお願いします」
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