猛スピードで一護にぶつかっていくウルキオラ。衝撃は凄まじく、一護もウルキオラと共に飛んでいくほどだ。
そのスピードを保ったまま、ウルキオラは口を開いた。
「…黒崎一護、月牙を放て」
「!?」
「その姿がお前の最強の姿、月牙がお前の最強の技なら今ここで俺に撃ってみせろ。
力の差を教えてやる」
ウルキオラの言葉に一護は目を見開き、強く剣を弾き返した。侮辱されたと取ったのであろうその瞳には、怒りの色が見えている気がする。
「…月牙を撃ってみろだと…?フザケやがって…。…そんなもん言われなくても…そのつもりだ!!」
声を張り上げ刀を翳す。すると一護と斬魄刀の周りに黒い霊圧が渦巻き、斬魄刀を包んだ。
「―――月牙天衝!!!」
巨大な黒い霊圧がウルキオラを飲み込む……はずが、彼の背中に生えた翼で防御しているため、彼を避けるように霊圧は通り抜けていく。そのため、ウルキオラには傷一つ付いていない。
その目を疑うような光景に、一護は目を見開いた。
「…やはりな。所詮は人間のレベルか」
「…無傷………だと……!?」
「…確かにお前の黒い月牙は、俺達の虚閃に良く似ている」
「…虚閃だと…?そんなモンと…一緒にすんじゃねえ……」
「…そうか。お前は未だ見ていないのか。最後だ、見せておいてやる。これが解放状態の十刃の放つ―――黒い 虚閃だ」
「"黒虚閃"」
言葉を紡ぐと同時に、一護と同じ黒い光がウルキオラの指先に集中していく。そして光は巨大な光線となり、一護に襲いかかった。
一護の月牙がウルキオラを襲った時とは違い、確実に光が全身を包む。衝動で仮面はは砕け散り、暗闇が一護を飲み込んだ。
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